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古巣GK秋元がビッグセーブ連発!! 3位FC東京、連敗中の湘南に痛い引き分け

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GK秋元陽太がビッグセーブを連発した

[8.26 J1第24節 湘南0-0FC東京 BMWス]

 J1リーグは26日、第24節3日目を各地で行い、3連敗中の湘南ベルマーレが3位のFC東京とホームで対戦した。高温多湿の難しいコンディションの中、激しくぶつかり合う試合を展開。だが、最後までスコアは動かず、スコアレスドローで終わった。

 湘南は今季初めて試合開始から4-3-3のフォーメーションを採用。先発も前節神戸戦(●0-2)から2人を変更し、FW松田天馬とMF石原広教が入った。対するFC東京は前節札幌戦(●2-3)から2人を代え、DF丹羽大輝とFWリンスが入った。[スタメン&布陣はコチラ]

 夏場の連戦中にもかかわらず、互いに勢い良く前に出て行く形で試合がスタート。FC東京はサイドに下がって受けるFWディエゴ・オリヴェイラにボールを集め、2列目からの飛び出しで攻勢をかけた。だが前半7分、PA内で倒れたリンスの行為がシミュレーションと判断され、早くも警告が出された。

 湘南は前半20分、左サイドを攻め上がった石原のクロスに対し、FW小川慶治朗がニアでドンピシャヘッド。だが、GK林彰洋が見事な横っ飛びで防いだ。同28分には相手を深く押し込んでの攻撃からDF坂圭祐が豪快なボレーで狙うも、これも林が正確なキャッチで対応した。

 FC東京は前半32分、右サイドでボールを受けたMF東慶悟が最終ライン裏にスルーパスを配球すると、抜け出したD・オリヴェイラが決定的なチャンスを迎えた。だが、1対1でのシュートはGK秋元陽太がビッグセーブ。同34分にもDF太田宏介の左CKに反応したDF森重真人が狙うも、再び秋元が止めた。

 前半41分にもFC東京が波状攻撃でビッグチャンス。MF高萩洋次郎のトリッキーなパスからリンスが抜け出し、狙い澄ましたコントロールショットは秋元が左手一本で阻む。こぼれ球もしっかり押さえた守護神は同43分、今度は味方のパスミスが招いた東の決定機を身体ごとのスライディングで守った。

 スコアレスで迎えた後半キックオフ、湘南は小川に代わってDFアンドレ・バイアを投入し、フォーメーションを普段の3-4-2-1に戻す。それでもFC東京のペースは変わらず。4分、D・オリヴェイラがゴール前に突撃すると、セカンドボールが左サイドへ。太田のクロスに東が合わせたが、うまくミートしなかった。

 後半11分には湘南が千載一遇のチャンスをつかむ。左ハーフスペースを切り裂いた松田がFW山崎凌吾とのワンツーでPA内に突進。相手をかわして放ったシュートは林が触ってクロスバーに当たると、跳ね返りに反応したDF岡本拓也のボレーは大きく上へ。先制の大チャンスを逃してしまった。

 FC東京は後半15分、大森に代わってFW永井謙佑を投入。東が右サイドハーフに回り、永井が2トップの一角に入った。同16分、永井が持ち味のスピードを生かしてゴール前にしかけ、クロスは惜しくも合わなかったが、流れたボールをD・オリヴェイラが拾って左で狙い、2トップの個人技だけで攻められるところを見せた。

 FC東京は後半19分、D・オリヴェイラのシュートのこぼれ球をリンスが狙うも、ボールは大きく上へ。同33分、リンスに代えてFW富樫敬真が送り出された。湘南は同34分、秋元が蹴り出したロングボールを山崎が落とし、岡本が左足ボレーで狙ったが、ボールは大きく外れていった。

 FC東京は後半38分、D・オリヴェイラを下げてFW前田遼一を投入。一方の湘南は山崎に代わって、負傷明けで9試合ぶりの復帰となったFWイ・ジョンヒョプ、MF高山薫が入った。その後もFC東京が一方的にボールを握ったが、PA内に大半の選手が構える湘南守備陣を崩せず。上位2つが勝利したため、優勝戦線から引き離される痛いスコアレスドローとなった。

(取材・文 竹内達也)
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