beacon

最下位・長崎が名古屋の進撃に待った!!ジョー“7戦連発”も鈴木武蔵の初ハットなどで打ち合い制す

このエントリーをはてなブックマークに追加

長崎FW鈴木武蔵がリーグ戦初のハットトリックを達成した

[9.15 J1第26節 名古屋3-4長崎 パロ瑞穂]

 最下位のV・ファーレン長崎が敵地で暫定11位の名古屋グランパスに4-3で勝利した。一度は名古屋に逆転を許したが、FW鈴木武蔵がリーグ戦初のハットトリックを達成して3-2と再逆転。その後、互いに1ゴールずつを奪い合い、今季初の1試合4得点で8試合ぶりの白星を挙げた。

 5連敗中の長崎は名古屋にボールを保持される展開となるが、コンパクトな守備でフィニッシュまでの流れを阻止。攻撃に移ると手数をかけずに効率よくゴールへ迫った。

 前半8分には中央のMF澤田崇がキープからPA内右に走るMF飯尾竜太朗につなぎ、飯尾の折り返しを鈴木が泥臭く左足で押し込む。鈴木の2試合ぶりとなるゴールで先制に成功した。

 名古屋は失点後もなかなか良い形でゴールに近づくことができなかったが、FW前田直輝がワンプレーで流れを変える。前半30分、右サイドでボールを持った背番号25はマークについたMF翁長聖をドリブルで剥がし、PA手前右から左足で巻いたシュート。鮮やかな軌道でゴール左上に決まり、個の力で同点弾を奪ってみせた。

 前半33分には左サイドでのボール奪取から前田が中央にパスを出すと、FWジョーがヒール気味に流し、受けたMF玉田圭司がPA内中央から右足でネットを揺らす。しかし、ジョーの戻りオフサイドを取られ、得点は認められなかった。

 それでも後半3分に逆転する。左サイドの自陣ハーフウェーライン付近からDF丸山祐市がロングボールを送ると、DF田上大地と強引に入れ替わったジョーがPA内やや右に抜け出し、右足を一閃。ゴール左に決まり、今季19得点目で2-1とする。ジョーは累積警告で出場停止となった第23節・鳥栖戦(3-0)を除き、出場7試合連続ゴールを果たした。

 前回対戦の第14節で名古屋に3-0の快勝を収めている長崎。後半8分に中央をドリブルで運んだ澤田が右にはたき、PA内右の飯尾からのクロスにフリーの鈴木が頭で合わせ、ゴール左に決める。さらに同11分、MF中村慶太のパスをスピードに乗って右サイドで受けた澤田が低いボールを折り返すと、ゴール前に飛び込んだのは再び鈴木。左足で合わせたシュートがGKランゲラックの股を抜き、ハットトリックで試合をひっくり返した。

 長崎の攻勢は止まらない。後半24分には左CKの流れから田上がDF金井貢史に倒され、PKを獲得。同25分、PKキッカーを務めた中村がGKランゲラックにコースを読まれながらも右足でゴール左隅に蹴り込み、4-2と突き放した。

 長崎の1試合4得点と名古屋の1試合4失点はいずれも今季初。名古屋は勝利を目指して攻め込み続け、後半44分にはジョーがこぼれ球を右足で押し込む。今季20ゴール目をマークして1点差に詰め寄ったものの、3-4でタイムアップ。9試合ぶりの黒星で連勝は7でストップした。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2018シーズンJリーグ特集ページ
●[J1]第26節2日目 スコア速報

TOP