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本田のつぶやきが発端…岩政が「これは安易な発言」と鹿島DF西に指摘

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元鹿島のDF岩政大樹がDF西大伍に「安易な発言」と指摘

 MF本田圭佑(メルボルン・ビクトリー)の指導者ライセンスに関するツイートを巡り、DF岩政大樹(東京ユナイテッドFC/関東1部)がDF西大伍(鹿島)の発言に異を唱えている。

 現在カンボジア代表の実質的な監督を務める本田は18日、自身のツイッター(@kskgroup2017)で「今のコーチングライセンス制度は廃止して新しいルールを作るべき」と主張。「プロを経験した選手は筆記テストだけで取得できるのが理想。母数を増やして競争させる。クラブ側も目利きが今まで以上に求められる。ただ選択肢は増える。日本のサッカーはそういうことを議論するフェーズにきてる」と提案した。

 本田は昨年7月25日にもライセンスについて「指導テストなど別に必要ない。必要最低限のルールテストで合格すればS級を渡すべきで、その方が絶対にサッカー界にとって有益なんです。そもそも指導法に正解なんてないんですから。1人では何も変えられないので皆でルールを変えましょうよ」とツイートしており、今回もブレずに同様の論調を展開している。

 今回の本田のつぶやきに反応した1人が鹿島に所属する西だ。自身のツイッター(@daigonishi22)で「もうプロ経験してなくてもそれで良いよ あとはそれぞれのチームが面接でもなんでもで決めたら サッカー関係者だけで回してるのは危険だよね」と投稿。続けて「そもそも教え方を教えるって、つまんない」と意見を述べた。

 だが、過去に鹿島でともにプレーした岩政は自身のツイッター(@_PITCHLEVEL)で「これは安易な発言。一面しか見えてないな。指導者ライセンスは教え方を教えてるわけではありませんしね」と指摘。「ただでさえバラバラの日本の育成事情をどう捉えるべきか。今の制度のままでいいわけはありませんが、指導者ライセンスの講習会によって、たくさんの方がヒントを得て帰っていることも事実です」とメリットを挙げた。

 また、本田は同日2度目のツイートで「そんな難しいことは言ってない」とし、「良いルールは守り、悪いルールは変えればいいだけ。そして自分の為に言ってるんじゃない。僕は既に実質監督やってるしね。先ずは将来的に監督になりたい影響力のある選手達が行動しなきゃいけない」と呼びかけている。

 現役選手ながら代表チームを率いるという前例のないチャレンジをしている本田。日本の指導者ライセンスの制度に一石を投じることになるだろうか。

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