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北川2戦連発!清水混戦残留争いで大きな一勝!FC東京は急降下…8戦未勝利でACL圏外に

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FW北川航也が2戦連続弾を決めた

[9.29 J1第28節 FC東京0-2清水 味スタ]

 清水エスパルスが敵地でFC東京に2-0で勝利した。清水は2戦ぶりの勝利で勝ち点37とした。対するFC東京は8戦未勝利(3分5敗)。3位だったFC東京だが、ACL出場圏外となる、暫定で5位まで後退した。

 FC東京は前節、首位の広島と引き分け、勝ち点差を詰めることが出来なかった。3位ながら7戦勝ちなし中であり、復調のきっかけを早くつかみたいところ。先発には前節出場停止だったDF室屋成が復帰した。

 清水は勝ち点34の10位。ただ大混戦の残留争いにあって、降格圏まで勝ち点4差と予断を許さない状況。早めに抜け出すためにも、勝ち点3が欲しい一戦だ。連敗を避けるべく臨む一戦に、DFファン・ソッコが3試合ぶりに先発起用された。[スタメン&布陣はコチラ]

 FC東京がボールを持ちながら試合を進めた。しかし雨粒の小さい冷たい雨が降る中で行われた一戦。思うように決定機を生み出せない。前半22分には左サイドからDF太田宏介が上げたクロスに、MF東慶悟が打点の高いヘッドで合わせるが、シュートはわずかに右に外れた。

 前半なかなかチャンスを作れなかった清水は後半2分、FW北川航也のシュートが相手DFに当たってこぼれたボールをMF金子翔太が拾うと、パスを受けたDF立田悠悟がクロス。FWドウグラスがヘディングで飛び込むが、GK林彰洋にライン上で止められた。

 しかし後半20分、ついに試合が動く。清水はカウンターからMF白崎凌兵が左サイドを走り込むドウグラスにスルーパス。ドウグラスはエリア手前から素早く左足でゴールを狙う。これは林に止められたが、跳ね返りに詰めていた北川がヘディングで押し込み、先制点を決めた。北川は2戦連発となる今季9点目。

 FC東京は後半15分からFWリンスを下げてMF米本拓司を投入。システム変更していたが、裏目に出た形だ。同26分からはMF田邉草民に代えてFW永井謙佑を投入。2トップに戻して同点弾を目指す。しかし同33分、永井が右サイドで追いつき、マイナスに戻したボールをMF高萩洋次郎が強烈シュートで狙うが、GK六反勇治のビッグセーブに阻まれる。

 すると後半35分、清水に決定的な2点目が入る。エリア内に入ったドウグラスがDFチャン・ヒョンスと交錯。西村雄一主審はPKスポットを指す。このPKをドウグラスがゴール上部に蹴り込み、3試合ぶりの得点を決めた。

 清水は2戦ぶりの勝利。ここ6戦は勝ちと負けが交互となる、“オセロゲーム”のような勝敗が続いている。対するFC東京は8月10日にG大阪に敗れてからの未勝利が8戦に伸びてしまった。

(取材・文 児玉幸洋)
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