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清水10試合ぶり無失点で快勝、神セーブ六反「みんなの勝利」

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六反は前半35分に松原と交錯する場面があった

[9.29 J1第28節 FC東京0-2清水 味スタ]

 清水エスパルスが8月1日の鳥栖戦以来、10戦ぶりの無失点で勝利した。ヤン・ヨンソン監督は「内容もいい試合だった」と満足げに話すと、「選手は戦ってくれていた。非常に評価できる」とイレブンの奮闘を称えていた。

 前節からの変化では、DF角田誠に代わってDFファン・ソッコが3試合ぶりに先発メンバーに復帰していた。韓国人DFは「チームメイトがハードワークしてくれたおかげ」と話すと、「この勝ち点3は必ずチームを上向きにしてくれると思う」とこの勝利の大きさを強調した。

 そしてやはり最後尾でみせるGK六反勇治の安心感があってこそだ。後半33分にMF高萩洋次郎に打たれた強烈シュートをビッグセーブで防ぐ。その2分後に勝利を決定づけるドウグラスのPKが決まっただけに、より価値のあるセーブになった。

 ビッグセーブについて「失点が続いている中で、試合ごと変えられるようなビッグセーブもなかったので、そういった意味では良かった」と話した六反。「今日は少しプランが変わって、前半は固めにいった」と守備から入ろうという共通理解があって臨んだことを明かすと、「サポーターも台風が来ているなかでこれだけ来てくれた。選手も雨が降る中で最後まで戦えた。みんなの勝利だと思う」と混戦となっている残留争いを一歩抜け出すという意味でも価値のある大きな一勝を振り返っていた。

(取材・文 児玉幸洋)
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