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ルーキー石川大地が岐阜を救った!!岡山に逆転勝利でクラブワースト記録を回避

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[10.13 J2第37節 岐阜2-1岡山 長良川]

 J2第37節が13日に行われ、20位のFC岐阜はホームで暫定12位のファジアーノ岡山に2-1で勝利した。後半12分に岡山のFW齊藤和樹に先制点を許したが、同33分にFW田中パウロ淳一が同点ゴールを挙げると、同42分には途中出場のFW石川大地が逆転弾を奪取。大卒ルーキーのプロ初得点で14試合ぶりの白星をつかみ、クラブワースト記録の14戦未勝利は回避した。

 最初にビッグチャンスを迎えたのは岡山。前半10分、PA内右に進入した齊藤がバックパスを出し、FWジョン・チュングンが右足でダイレクトシュートを放つ。だが、ゴール左外にそれて先制とはならなかった。

 前半21分にはPA手前左のFKから、キッカーのMF末吉隼也が右足で直接狙う。しかし、ゴール右を狙ったシュートは枠外へ。13戦勝ちなし(1分12敗)の岐阜も同44分にFW山岸祐也が鋭いシュートでゴールを襲うが、決め切れずに0-0で折り返した。

 ハーフタイム明けも膠着状態が続く中、スコアが動いたのは後半12分。ジョン・チュングンのスルーパスに齊藤が走り込むと、PA内左でDF青木翼のスライディングをかわし、左足でシュートを放つ。GKビクトルに触られながらもゴールに吸い込まれ、8試合ぶりとなる今季3得点目を挙げた。

 岐阜は後半19分に左CKを獲得。キッカーのMF風間宏矢が右足で送ったクロスにDF竹田忠嗣が頭で合わせるも、枠をとらえることはできない。

 それでも終盤に入って反撃を開始。後半33分、左サイドのMF三島頌平が最終ラインとGKの間に左足でグラウンダーのクロスを送ると、ニアで途中出場のFW難波宏明が潰れ、その奥で田中が反応する。滑りながら左足で押し込み、今季8得点目で1-1とした。

 岐阜の勢いは止まらない。後半42分にはDF阿部正紀の右クロスをPA内中央のMF宮本航汰が体を張って落とし、途中投入の石川が胸トラップから左足でシュート。これが決まり、2-1と逆転に成功した。

 桐蔭横浜大から今季加入した石川にとってはプロ初ゴール。岐阜は最後までリードを守り抜き、7月15日の第23節・甲府戦(3-1)以来の勝ち点3を獲得した。これまでのクラブワースト記録は、2012年から2013年にかけての14戦勝ちなし(5分9敗)。今節も勝利を逃せば1シーズンでは初の屈辱となっていたが、ついにトンネルを抜け出した。

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