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チームメートも喜び爆発…川崎F齋藤学が今季初ゴール「やっと点が取れた」

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川崎フロンターレ移籍後、リーグ戦初ゴールを決めたMF齋藤学

[10.20 J1第30節 川崎F5-3神戸 等々力]

 チームの誰もが待ち望んでいたリーグ戦初ゴール。チームの同点弾を節目の一発で彩った川崎フロンターレMF齋藤学は「(今日決まった)全部のゴールが大事だけど、やっと点が取れたのでうれしい」と吹っ切れた表情で話した。

「待ちくたびれました。みんなの囲み方、スタジアムの爆発ぶりを見ていると、苦しんでいたのをみんなが分かっていたと思う」(MF中村憲剛)。

「マナブにとっても大きい。あれだけの選手が点を取れずに苦労するのを見ていたので、自分のことのようにうれしかった」(FW小林悠)。

 同僚も喜びを隠せない1点は後半20分、自身の得意な形から生まれた。MF家長昭博からのパスを左ハーフスペースで受け取ると、果敢なドリブルでPA内に侵攻。マッチアップするDF藤谷壮と正対する形となったが、フェイントを織り交ぜながら縦へと抜け、うまく抑えた左足シュートで流し込んだ。

 今季の初めに横浜FMから加わり、昨季からの負傷は5月ごろに癒えたが、ここまでリーグ戦の得点はゼロ。「10月は遅すぎる」と自嘲気味に振り返る。だが、得点後はドリブルに迷いがなくなったように、肩の荷が下りたのもたしか。中村は「点を取った後のキレを見ていたら、この1点が大事だった」と思いやっていた。

 残された試合はリーグ戦4試合と天皇杯。カップ戦決勝を見据えて「あと7試合」と言い切った齋藤は「ここではまず試合に出ることが難しいし、ベンチ外のこともあるかもしれない。ただ、競争の中でピッチに立つという思いは持っている」と決意を示し、「少しでも力になれるように頑張っていかないといけない」と意気込んだ。

(取材・文 竹内達也)
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