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横浜FMで収入印紙3300万円着服、なぜ7年間も発覚しなかったのか

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会見した黒澤良二代表取締役社長と塚本秀徳常務取締役

 横浜F・マリノスの元経理社員が着服で懲戒解雇されていたことが分かった。2012年3月ごろから18年4月までの7年間にわたり、収入印紙を換金して、高額な飲食代やデパートなどでの衣服のまとめ買いに私的流用していた。

 なぜ7年間も発覚しなかったのか。会見した塚本秀徳常務取締役は「過去の印紙を含む諸税の伸びも緩やかだった。異常な伸びではなかったために見つからなかった」と釈明。元社員は「最初は出来心だった」とし、ほぼ毎月のように「遊ぶ金欲しさに使ってしまった」と弁明しているという。

 ずさんな管理体制が浮き彫りとなったが、クラブは再発防止を示している。「長い間同じ仕事をさせていたことも原因の一つにある」と反省した塚本常務は、「(事件後は)何重にもチェックが必要な方策を実施している。購入に関しても一定額以上は購入禁止。印紙の在庫に関しても一定額以上持たないようにした」と語った。

(取材・文 児玉幸洋)
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