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「偉大な選手たち」「財産になった」…小笠原が“79年組”に感謝

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現役を引退する鹿島アントラーズMF小笠原満男

 同級生は素晴らしい選手だった。そして、ライバルだった。だからこそ、鹿島アントラーズMF小笠原満男は、21年間もの間、プロサッカー選手としての歩みを続けられた。

 98年に大船渡高から鹿島に加入した小笠原。同期は5人おり、その中にはともに黄金期を築いたMF本山雅志、MF中田浩二、そして現在もチームに在籍するGK曽ヶ端準がいた。「一緒に入団してやれたのは自分の財産になった。ここまでやってこれたのも『彼らに負けたくない』という思いでやっていたから。いろいろな競争をしてきたけど、ライバルは必要だった。彼らの存在は大きなモチベーションだった」と振り返る。

 そして、鹿島の同期だけでなく、同年代の選手からも大きな刺激を受けていた。本山、中田に加え、FW高原直泰、MF小野伸二、MF稲本潤一らと臨んだ99年のワールドユースでは、見事に準優勝を果たした。「ワールドユースのときも素晴らしい選手がいて、そういう選手たちがいたからこそ、ここまでやってこれた」。

 自身は今季限りで少しだけスパイクを脱ぐことになったが、まだまだ現役を続けている選手はいる。「同級生の曽ヶ端や本山、小野や稲本たちには頑張ってほしい。本当に偉大な選手たちだと思うので、彼らにはまだまだ頑張ってほしい」と切磋琢磨してきた“79年組”にエールを贈った。

(取材・文 折戸岳彦)

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