日本サッカー界をけん引してきたレジェンドの2人。奇しくもGK楢崎正剛とDF中澤佑二は、19年1月8日にともに現役引退を発表した。

　8日の午前中に引退が発表されたのは中澤。すると、それを追うように午後には楢崎の引退が発表される。中澤は同日の自身のブログで「今からでも遅くない!　引退撤回してください!!!!!」と綴るだけでなく、「#なんで同じ日に引退発表するんじゃい」「#これだからAB型は困る」「#By楢崎正剛」「#楢さんもAB型ですけどね笑笑」「#でも」「#大好きな楢さんと一緒に引退できて幸せです」と7つのハッシュタグをつけた。

　11日に引退会見を行った楢崎は、「彼のような選手と発表がバッティングするというギャグみたいな話になったけど、そういうのも縁があるかな。(引退撤回して下さいと書かれていたが、)それは、そっくりそのまま返したい」と白い歯を見せながら答えた。

　そして、「ベストパートナーだと思うDFは?」という問いに、「いろいろなCBを見てきたし、僕の前で戦ってくれた選手は皆が強かった」と前置きしつつ、「その中でも代表で戦った闘莉王と中澤は強かった。自分のことを引き立ててくれていたし、助けてもくれた。偉大な人たちだった」と闘莉王とともに中澤の名前を挙げて敬意を表した。

(取材・文　折戸岳彦)

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