beacon

高木監督新体制で3バックの大宮、伊藤新監督の甲府とスコアレスドロー

このエントリーをはてなブックマークに追加

大宮vs甲府はスコアレスドロー

[2.24 J2第1節 大宮0-0甲府 NACK]

 2019シーズンが開幕したJ2リーグは24日、第1節が各地で開催された。NACK5スタジアムでは大宮アルディージャヴァンフォーレ甲府が対戦し、0-0で引き分けた。

 高木琢也新監督を迎えた大宮は3-4-2-1のシステムを採用し、新加入のFWファンマ・デルガド(←長崎)、MF石川俊輝(←湘南)が先発。前線は右シャドーにMF茨田陽生、左シャドーにFW大前元紀、1トップはファンマが務めた。

 甲府は2007年から大宮の下部組織で監督やコーチを歴任し、17年にトップチームを率いた伊藤彰新監督を招聘し、いきなりの古巣戦を迎えた。同じく3-4-2-1の布陣で新加入選手はDF小柳達司(←金沢)、MF武岡優斗(←川崎F)、DF内田健太(←名古屋)、MF横谷繁(←大宮)、FWドゥドゥ(←福岡)、FWピーター・ウタカ(←徳島)の6人が先発。前線3枚は新戦力で構成され、右シャドーに古戦戦の横谷、左にドゥドゥ、最前線にウタカが入った。[スタメン&布陣はコチラ]

 昨年と同カードとなった開幕戦は1万2090人がNACK5スタジアムを埋めた。序盤は甲府が流れを引き寄せ、前半6分、ウタカがドリブルで運んでスルーパスを出すと、左サイドでドゥドゥが落とし、内田がダイレクトでクロスを供給。ファーサイドの横谷が頭で狙ったが、シュートはゴール上へ。ウタカがDFラインの背後に抜け出してゴールに迫るが、大宮は3バックのDF山越康平、DF菊地光将、DF河面旺成が体を張って跳ね返した。

 徐々に大宮がポゼッションを高め、大前を中心に攻撃の形をつくる。前半17分には右サイドを駆け上がったDF渡部大輔がファンマのパスを受け、ゴールライン際からクロス。ファーサイドのDF中村太亮が頭で狙ったが、ジャストミートせず。ファンマを生かしたチャンスがないまま前半をスアコアレスで折り返した。

 後半は大宮が攻撃の圧を強め、同5分、右CKをMF大山啓輔が右足で蹴り込み、渡部が右足ダイレクトで叩いたが、わずかにゴール左へ。後半17分には中村が左足で左CKを蹴り込み、ファンマが頭で合わせたが、これはGK河田晃兵が冷静にキャッチ。甲府も決定機を迎え、後半20分、ウタカが相手を引きつけて強引にドリブル突破し、斜めにラストパス。PA内左に抜け出したドゥドゥが左足シュートを放ったが、今度はGK笠原昂史が至近距離でセーブした。

 押し込む大宮は後半34分、FKの流れからこぼれ球に反応した菊地がアクロバティックな体勢でボレーシュート。後半37分には約30mの位置からMF大山啓輔が右足で精度の高いFKを蹴り込み、ファンマが右足を伸ばして合わせたが、惜しくもゴール左へ。互いに最後までゴールをこじ開けられず、0-0の引き分けに終わった。

(取材・文 佐藤亜希子)

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2019シーズンJリーグ特集ページ
●“初月無料”DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!

TOP