[2.17 ちばぎんカップ 柏2-2(PK5-6)千葉 三協F柏]

　両チーム合計12人目のキックが初めて失敗に終わり、柏レイソルの3年ぶりとなるちばぎんカップ敗戦が決まった。右ポスト脇を狙ったシュートがGK佐藤優也に阻まれたDF古賀太陽は「せっかく追いつく展開だったのに、もったいないし申し訳ない」と悔やんだ。

　序盤でのリードをセットプレー2発で逆転された柏だったが、終盤にサイドアタックからFWクリスティアーノが決めて同点に。勢いに乗った状態でPK戦に進むと、両チームともに最初の5人全員が成功し、サドンデスにもつれ込むという展開となった。

「今までも外してきたことが多くて……。読まれることが多かったので、正直避けてきた」(古賀)。後攻6人目のキッカーを任されたのは、そう語る20歳だった。過度な意識はなかったというが、右を狙ったキックには佐藤の横っ飛びがピタリ。華麗にゴール外に弾き出され、その瞬間に敗北が決まった。

「良いコースに速いボールが行けば読まれても止められない。技術的なところだと思う。一発勝負のキック一つで勝負を分けてしまったし、それで負けたことに変わりない」。非公式試合とはいえ敗れた悔しさは残り、「いつPKが来るか分からないので練習しないといけない」とレベルアップを誓っていた。

(取材・文　竹内達也)

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