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ビジャを直撃「なぜ今のタイミングでJリーグに来たの?」

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FWダビド・ビジャ

 今季よりヴィッセル神戸でプレーすることになった元スペイン代表FWダビド・ビジャが『ゲキサカ』のインタビューに応じた。元スペイン代表として輝かしいキャリアを持ち、昨季までアメリカMLSのニューヨーク・シティ活躍を続けていた37歳ストライカーは、なぜJリーグ入りを決断したのか――。

―そもそもなぜ今のタイミングでJリーグ入りを選択されたのでしょうか?
「そろそろニューヨークの生活から切り替えようかなと思っていたところにヴィッセルからのオファーを貰ったんだ。でも一番の理由はヴィッセル神戸が契約を望んでくれたからだよ。自分に対する愛情を感じたことが一番の理由なんだ。僕のキャリアの中でJリーグクラブからのオファーは今回のヴィッセルが初めてだったけど、不安はなかったね」

―イニエスタ選手やポドルスキ選手が在籍していたことも影響したかと思います。
「もちろん彼らのような偉大な選手とプレーできることは大事なモチベーションになる。アンドレス(・イニエスタ)とも話をして、神戸に来ることを決めたんだから」

―イニエスタ選手とはどのような会話をしたのですか?
「アンドレスにはサインをする直前に電話をしたんだけど、家族はどう過ごしているのかとか、彼自身の生活、ヴィッセルというチームはどのように選手を扱うかといったようなアドバイスをもらったよ。僕はサッカー選手以前に人としての生活を大事にしているから、その部分がクリアできるかをまずは確かめたかったんだ」

―かつて在籍されたバルセロナをモデルにした“バルサ化”をクラブはより進めようとしていると感じるのですが、日本での浸透は可能だと思いますか?
「もちろん僕は出来ると確信しているし、ヴィッセルのスタッフもみんながそれに向けて頑張っている。確かに時間はかかるかもしれないけど、最終的には我々の目指すべきスタイルになると思っているよ」


―2月22日のC大阪戦でJリーグデビューを飾りました。
「そうだね。まずはデビュー出来たことが何よりうれしかった。Jリーグはどういうものかを評価するのはまだ早いけど、いい環境、いい雰囲気で試合が行われていることが分かったので、とにかくすごくポジティブだね」

―早くもチームに馴染めているように感じました。
「まず日本での生活が家族も幸せだし、自分もとても楽しく過ごせていることが大きい。チームメイトも技術面がしっかりしている選手が多くて、プレーのビジョンもしっかりしているので非常に満足している。レオ(大崎玲央)は英語を話せるのでコミュニケーションを取れるし、すべての選手と通訳を介してだけど、コミュニケ―ションは取っているんだ」

―2月24日には東京でadidas Tango Leagueを観戦されました。
「実は僕は東京に行くのも初めてだったんだ。とても人が多くて、ニューヨークに似ていると感じたよ(笑)。adidas Tango Leagueは楽しかった。高校生たちも参加していたみたいだけど、コーチの言うことをしっかり聞いて激しいハードワークをして、とにかくサッカー選手になりたいという夢を持ちながらやってほしいよね」

―契約されているアディダスはビジャ選手の活躍をサポートしている。現在履かれている「X」はどうですか?
「アディダスが出してくれるモデルは自分に合う。素晴らしいスパイクを履いてプレーすることは自分としても喜び。好きな色も赤だから今のモデルは嬉しいよ」


―早くゴールを決めた姿が見たいです。3月2日の次節はホーム開幕戦、FWフェルナンド・トーレス選手のいるサガン鳥栖との試合ですね。
「フェルナンドとは友人なので試合前でもコミュニケーションは取るよ。でもそういう場合はサッカーの話はしないんだ。子供であったり家族のことだったり……プライベートな話しかしない(笑)。でも本当に大事な友人なので、ピッチでの再会が楽しみだね!」

(取材・文 児玉幸洋)
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