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「マンチェスターCに近い」…古巣に快勝のミシャ、“札幌らしさ”表現の選手に賛辞

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浦和から2-0の勝利を収めた北海道コンサドーレ札幌

[3.2 J1第2節 浦和0-2札幌 埼玉]

 古巣を相手にしての快勝劇だった。12年から17年シーズンまで指揮を執った浦和のホームに乗り込んだ北海道コンサドーレ札幌ペトロヴィッチ監督は2-0と今季初白星を獲得した試合後に「今日のゲームは我々が浦和を上回れたゲーム」と満足気に振り返った。

 試合開始早々の前半2分にFW鈴木武蔵のゴールで先制に成功すると、同27分にも再び鈴木がネットを揺らしてリードを2点差に広げる。スコアだけでなく内容でも圧倒。2人、3人が絡むパスワーク、シンプルなワンツーを駆使し、ボールホルダーとその周囲の選手との連係で敵陣深くまでボールを運んで幾度となくゴールを脅かす。さらに攻撃権を奪われても素早い攻守の切り替えで相手選手から自由を奪い、特に前半は浦和に決定機らしい決定機を作らせなかった。

 後半も主導権を握って試合を進め、終盤にはフィニッシュまで持ち込まれる場面を作られながらも体を張った守備でしのぎ切って2-0の完封勝利を収めた。

「選手たちは、やってきたことをピッチの上で表現してくれた。浦和と戦うのは難しいが、たくさんの観客の前で勇気を持って自分たちの素晴らしいサッカーを見せてくれという話をしていた。選手たちは勇気を持って実行し、それに加えて結果がついてきたことは素晴らしいことだ」

 スコア以上の完勝に指揮官の気分も上々。「自分のチームに関してあまり褒めたくない」と前置きしつつ、「非常にスムーズで流れがあるゲームだった。選手たちは次の展開がどうなるかしっかり予測できていて、それに対してしっかり連動できていた。個々のレベルに違いがあれど、グループとしての戦い方、連動性の部分で言えばマンチェスター・シティに近いものがあった」とイングランドの強豪クラブを引き合いに出し、札幌らしさをピッチ上で表現した選手たちを称賛した。

(取材・文 折戸岳彦)

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