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出場直後に右SB松井大輔を出し抜く好クロスも披露…山形の主将DF山田拓巳「ここからが本番」

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[3.3 J2第2節 横浜FC 0-2 山形 ニッパツ]

 キャンプでの手応えを結果で示すことができた。モンテディオ山形は横浜FCとのアウェー戦を2-0で制し、開幕2試合目で今季初白星。キャプテンのDF山田拓巳は「ここからが本番」と気を引き締めている。

 開幕戦の岐阜戦はミス絡みの失点でリズムを崩し、0-2で完封負け。チームは今節に向け、セカンドボールの反応など守備の部分をもう一度見直して臨んだ。山田は「そういうところの集中力は本当に全員が高かったかなと思います」と振り返る。

 山形は前半26分にMF三鬼海のFKにFW阪野豊史が頭から飛び込み、先制ゴールを奪取。ベンチスタートの山田は後半11分にMFホドルフォとの交代で左ウイングバックに配置された。直後の同13分には、リベロから右サイドバックにポジションを変えていたDF松井大輔の裏を取り、左足のクロスでFW坂元達裕の決定機を演出。今季初アシストとはならなかったが、チームは同18分に三鬼のFKを阪野が再びヘッドで押し込み、2-0とした。

 終盤は相手の攻勢を受けてピンチが続いたものの、チーム全員でしのいだ。「今日は2点目を取れたのが本当にデカかったと思います。あのまま1-0で押し込まれる時間が続いていたら、もしかしたら1点を取られて引き分けで終わっていたかもしれない」。追加点が大きかったと強調する山田は「しっかり最後のところで体を張ったり、集中力は高かった」と、守備面の修正にも好感触を示している。

 今季は「本当にキャンプ中からいいトレーニングが積めていた」というが、キャンプからそのまま敵地に乗り込んだ開幕戦でつまずいてしまった。それでも「すぐ勝ちで取り返せたのは大きい」。チームは約7週間にわたる長期キャンプを終えて山形に戻り、次節は開幕アウェー3連戦のラストとして町田と対戦。そして、第4節は大宮とのホーム開幕戦に臨む。

「これで落ち着かないで、次もアウェーですけどしっかり勝ち点3を目指して勢いに乗っていけるように、それでホームに帰っていけるようにいい準備をしていきたいと思います」。山形一筋12年目の最古参は「ここからが本番」と力を込めた。

(取材・文 阿部哲也)
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