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「背中ですけど…」土壇場で追いついた東京Vが徳島とドロー、互いに2勝目はお預け

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[3.24 J2第5節 徳島1-1東京V 鳴門大塚]

 J2リーグは24日、第5節2日目が行われ、鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアムでは徳島ヴォルティス東京ヴェルディが対戦し、1-1で引き分けに終わった。

 徳島は16日の第4節・琉球戦(1-2)から先発3人を変更。MF鈴木徳真とMF表原玄太、FW押谷祐樹に代えてMF小西雄大とMF杉本竜士、MF野村直輝を起用した。対する東京Vは、前節・栃木戦(2-3)からMF梶川諒太に代えてMF井上潮音が先発に入った。

 ここまでともに1勝3敗と開幕から苦しいシーズンとなっている両者。徳島は前半27分、PA手前やや左でFKを獲得すると、キッカーのMF清武功暉が右足で鋭いシュートを放つ。弧を描いたシュートは枠を捉えたが、GK上福元直人の手を弾いて左ポストを叩いた。31分には、右サイドに展開してDF藤田征也のクロスからFW岸本武流が頭で合わせるもGKの正面を突いた。

 立ち上がりから防戦一方の展開が続いた東京V。前半39分、左サイドからFW端戸仁が低くて早いクロスを入れると、MF小池純輝、FW林陵平がゴール前に勢いよく走り込む。しかし、合わせることができず、前半をスコアレスで終えた。

 均衡が破れたのは後半9分だった。徳島はセンターサークル内でパスを受けたMF野村直輝が前線の動き出しに合わせてスルーパスを供給。タイミング良く裏を取ったFW岸本武流が飛び出したGK上福元をかわし、体勢を崩しながら無人のゴールに流し込み、待望の先制点を挙げた。

 1点ビハインドの東京Vは後半11分、PA左角あたりからMF佐藤優平が右足で正確なクロスを送り、PA右にフリーで走り込んだ小池が右足ボレー。失点直後の決定機だったが、シュートは惜しくもクロスバー上を越えていった。その後、MF森田晃樹やMF渡辺皓太を送り出し、187cmのFW李栄直を前線に入れるなど、同点を目指して策を講じた。

 すると、後半45分だった。左CKを獲得した東京Vは、キッカーの佐藤が右足でクロスを入れると、ニアで清武にカットされたが、中央上空に舞い上がったボールが李栄直の背中に当たって1-1。試合は勝ち点1を分け合う結果に終わった。

 試合後のインタビューで李栄直は「最後まで諦めない気持ちと、優平だったらいいボールを蹴ってくれると思った。その前にしっかり誰かつぶれてくれて、みんながボールウォッチャーになっている中でGKの動きを見ながらあそこに入れた。しっかり当てることだけを考えて、背中ですけど、しっかり当てて入ってよかったです」と古巣からのゴールを喜んだ。

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