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スコアレスドローの主役は鳥栖GK大久保!! 横浜FMは2試合連続ノーゴール

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スコアレスドローに終わった

[3.29 J1第5節 横浜FM0-0鳥栖 日産ス]

 J1リーグは29日、第5節を各地で行い、横浜F・マリノスサガン鳥栖が対戦した。攻撃的なスタイルの横浜FMが多くのチャンスをつくったが、鳥栖はGK大久保択生がビッグセーブを連発し、0-0の引き分け。2試合無得点の横浜FMは3試合勝ちなし(2分1敗)となった。

 ホームの横浜FMは国際Aマッチウィーク前に行われた前節大分戦(●1-2)から先発2人を変更。GK飯倉大樹、DFティーラトンが外れ、GK朴一圭とDF松原健がいずれも今季初先発を果たした。琉球から加入の朴はこれがJ1デビュー戦。日本代表DF畠中槙之輔もスタメンに名を連ねた。

 対する鳥栖は前節磐田戦(◯1-0)から先発3人を入れ替えた。前節で負傷退場したFWフェルナンド・トーレスがメンバーを外れ、FW豊田陽平が今季初スタメン。前節で退場したDF高橋祐治に代わって出場停止明けのMF高橋秀人が入り、DFカルロ・ブルシッチが3試合ぶりに先発した。[スタメン&布陣はコチラ]

 試合はピッチを広く使って攻める横浜FMに対し、4-4-2の守備ブロックを固める鳥栖が受ける構図。先にチャンスをつくった横浜FMは前半14分、松原のスローインをニアサイドでFWエジガル・ジュニオがすらし、ゴール前に走り込んだFWマルコス・ジュニオールがボレーで狙ったが、横っ飛びで反応したGK大久保択生に防がれた。

 一方の鳥栖は豊田とFW金崎夢生のハイプレスで横浜FMの攻撃起点に焦りを与え、相手の縦パスを奪う場面をたびたび作ると、両サイドハーフのMF高橋義希とMF原川力の献身的なスプリントでチャンスメーク。前半23分には、後方でのボール奪取から豊田がポストプレーで前に送り、金崎があわや1対1という決定機もつくった。

 その後も主導権を握り続けた横浜FMだが、鳥栖の堅い守備をなかなか崩せない。前半25分、MF仲川輝人とU-22日本代表MF三好康児のコンビで右サイドを崩したが、クロスは大久保が阻止。同アディショナルタイムにはE・ジュニオの突破でこぼれたボールをMF喜田拓也がボレーで狙ったが、わずかに左へ外れた。

 スコアレスで迎えた後半は一進一退の攻防。横浜FMは7分、ドリブルでしかけた三好がDF藤田優人に倒されてゴール正面やや右でFKを獲得するも、MF天野純のキックは大きく枠を外れる。鳥栖は10分、敵陣深くに攻め込んだ金崎が畠中に倒されるも、ファウルを告げるホイッスルは鳴らなかった。

 畠中の縦パスで攻撃を組み立てる横浜FMは後半18分、足を痛めた仲川に代わってU-22日本代表MF遠藤渓太を投入。鳥栖は同22分、原川を下げて現役高校生でU-18日本代表の17歳MF松岡大起を右サイドに入れ、高橋義が左サイドハーフに回った。横浜FMは同27分、天野のパスから三好が右足で狙ったが、シュートはまたしても大久保が防いだ。

 ますます攻勢を強める横浜FMは後半28分、左サイドからの折り返しを松原がエリア内で受け、相手をかわしてシュートを狙ったがクロスバーに直撃。同29分には、遠藤のカットインシュートが大久保のビッグセーブに阻まれた。劣勢の鳥栖は同33分、豊田に代わって前節でJリーグ初ゴールを決めたFWイサック・クエンカを投入した。

 鳥栖は後半34分、左サイドを駆け上がったDF三丸拡のクロスに高橋義が合わせたが、朴がビッグセーブ。横浜FMは同35分、三好を下げてMF大津祐樹を投入した。同38分にはE・ジュニオのミドルシュートが鳥栖ゴールを襲ったが、大久保がわずかに触ってクロスバーに直撃。そのまま最後までスコアは動かず、0-0で試合を終えた。

(取材・文 竹内達也)
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