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柏の17歳FW細谷真大、苦かったJデビュー戦「悔しい結果」

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後半19分に途中出場でピッチに立った柏FW細谷真大

[3.30 J2第6節 柏0-2東京V 味スタ]

 2種登録から約2週間、柏レイソルアカデミー育ちのFWがJデビューを飾った。

 前半だけで2点のビハインドを負てしまった柏。後半19分にネルシーニョ監督は最初のカードを切り、MFガブリエルとMF瀬川祐輔に代えてFW江坂任とFW細谷真大をピッチの送り込んだ。「クリス(クリスティアーノ)をサイドに持ってきて、任をサイドに置いて、サイドを起点に攻撃を仕掛けていこうという意図を持って2人を投入した」と指揮官はその理由を説明する。交代によって、2トップはFWオルンガと細谷、2列目の右にFWクリスティアーノ、左に江坂という布陣になった。

 柏レイソルA.A.TOR'82、柏レイソルU-15を経て柏レイソルU-18に在籍している細谷は、MF久保建英(FC東京)やMF松岡大起(鳥栖)と同じ01年生まれの高校3年生だ。15日に2種登録された細谷が東京V戦でのベンチ入りを告げられたのは「一昨日」のこと。24日の練習試合ブリオベッカ浦安戦では、得点を挙げてアピールに成功した。「練習試合で結果を残せたので。練習でもがむしゃらにやっているので、そこが評価されているのかなと思います」。

 ピッチに入るにあたって「ミカ(オルンガ)と2トップになって、中央で崩せるようにやってこい」と指示を出されたが、投入から5分後には東京Vが5バックへとシフトし、ゴール前を厚く守られた。柏はクロスを単調に入れる場面が目立ち、いい形でシュートまで持ち込むことがなかなかできなかった。細谷も強引にシュートを狙ったが、相手DFのブロックにあってしまう。

「悔しい結果」とデビュー戦を振り返ったが、DFラインの背後を突くような姿勢も見せていた細谷。「1タッチで(DFを)はがすことはできた」とこの試合での自身の収穫を語る。「レイソルが相手だと引いてくる。そこをどう打開していけるかがトップ(チーム)の壁だと思う。ゴールを決められるようにがんばっていきたい」。17歳の新星が、Jリーグでの一歩を踏み出した。

(取材・文 奥山典幸)

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