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DF増嶋「最後は俺らがいますよ」…千葉、意思統一された守備で首位チームを完封

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ジェフユナイテッド千葉DF増嶋竜也

[4.3 J2第7節 千葉1-0琉球 フクアリ]

 まさに魂の守備だった。どんなボールを送られようが、どんな形で相手がゴール前に走ってこようが、背番号5がはね返す。3バックの中央に入ったジェフユナイテッド千葉DF増嶋竜也は、最後まで琉球の前に立ちはだかった。

 相手は首位チーム。そして最前線には6試合8得点と絶好調のFW鈴木孝司が構えていた。だが、千葉は意思統一を図って、この一戦に臨んでいた。「相手の分析を見たとき、ワンタッチとか、ボランチやCBからの配球が多かった」ため、「一人でどうこうするよりも、全体で中を閉じながら外に追い込む守備」で対応。そして、仮にゴール前にボールを送られようとも、「最後は俺らがいますよ、という守備を割り切ってできた」と増嶋を含めた最終ラインがはね返し続け、ゴールへと簡単には近付かせなかった。

 要注意人物となる鈴木のシュート数を1に抑えるだけでなく、最後まで集中力が途切れなかった守備でゴールを守り抜く。「今日は皆が走り、目の前の相手に負けない気持ちを出していた。前からチェイシングしてくれて、後ろもコースを限定しやすかった。皆で守って、皆で攻められた」と胸を張った。

 スタートにはつまづいたものの、江尻篤彦監督就任以降は2勝1分の負けなし。2試合連続での1-0の勝利に、「ちゃんとした準備をして、意思統一があっての失点ゼロだと思うので、スタッフにも感謝したい」と充実した表情を見せた。

(取材・文 折戸岳彦)

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