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イニエスタは不在…“思わぬ形”から先制の浦和、監督交代の神戸から逃げ切ってホーム初勝利!!

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浦和レッズが今季のリーグ戦ホーム初勝利

[4.20 J1第8節 浦和1-0神戸 埼玉]

 J1は20日に第8節を開催し、埼玉スタジアム2002では7位の浦和レッズ(3勝2分2敗)と10位のヴィッセル神戸(3勝1分3敗)が対戦。前半10分にFW興梠慎三のPKで先制した浦和が、そのまま逃げ切って1-0の完封勝利を収め、今季リーグ戦ホーム初白星を獲得した。

 ホームの浦和は14日のJ1第7節G大阪戦(○1-0)から先発の入れ替えはなく、同じ11人を先発起用。17日にフアン・マヌエル・リージョ前監督との契約解除、吉田孝行氏の監督就任を発表した神戸はMFアンドレス・イニエスタが今季初のメンバー外に。第7節広島戦(●2-4)から先発3人を入れ替え、FW小川慶治朗、DF三原雅俊、GKキム・スンギュらがスターティングメンバ―に名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 前半8分に浦和が神戸のミスから決定機を創出する。左サイドの三原がDF大崎玲央へと送ったバックパスがズレると、態勢を崩した大崎が足元を滑らせて転倒。こぼれ球を拾ったFW興梠慎三がドリブルで運んでPA内に侵入すると、DFダンクレーのファウルを誘ってPKを獲得する。このPKを興梠がキム・スンギュのタイミングをずらしてネットを揺らし、浦和が先制に成功した。

 1点のビハインドを背負った神戸は前半30分、三原のクロスをFWウェリントンがヘディングで合わせるが、シュートはGK西川周作の守備範囲に飛んでしまう。同37分には浦和がゴールを脅かしたものの、CKのこぼれ球から放ったFW武藤雄樹の強烈なシュートは好反応を見せたGKキム・スンギュに弾き出されてしまった。

 前半39分にPA内から放った小川のシュートを西川が阻むなど、1-0と浦和がリードしたまま後半を迎えると、同4分に高い位置で浦和がボール奪取を成功させるが、武藤がPA外から放ったシュートはキム・スンギュにキャッチされてしまう。同12分には浦和ベンチが動き、MFエヴェルトンに代えてMF長澤和輝を投入し、直後の同13分にはMF橋岡大樹に代えてMF宇賀神友弥をピッチへと送り込む。

 まずは同点に追い付きたい神戸が押し込む時間帯が続くが、後半20分にDF西大伍のクロスをウェリントンが落とし、反応したFW古橋亨梧のシュートが相手のブロックに遭い、同23分にMFセルジ・サンペールのCKから放ったウェリントンのヘディングシュートが枠を外れるなど浦和ゴールをこじ開けられない。

 その後も神戸が攻撃を仕掛けるが、粘り強く体を張った浦和が得点を許さずに逃げ切って1-0の完封勝利を収め、2連勝を飾った。ミスからの失点に泣いた神戸は3連敗となった。

(取材・文 折戸岳彦)
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