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チャンス逃さぬ鹿島、ホーム6連勝&暫定3位浮上!! C大阪は決定機連発もノーゴール

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鹿島アントラーズが2-0で勝利

[6.14 J1第15節 鹿島2-0C大阪 カシマ]

 J1リーグは14日、第15節を各地で行い、鹿島アントラーズセレッソ大阪を2-0で破った。本拠地カシマでのリーグ戦6連勝を達成し、暫定3位に浮上。2連勝中だったC大阪は優位に試合を運びながらも1点が遠かった。

 ホームの鹿島はMF安部裕葵が日本代表としてコパ・アメリカに参戦中。前節のG大阪戦(△1-1)から先発2人を入れ替え、MFレアンドロと今季リーグ戦初出場のMF名古新太郎が入った。対するC大阪は前節の鳥栖戦(○1-0)と同じスターティングメンバーを並べた。[スタメン&布陣はコチラ]

 立ち上がりは一方的にC大阪のペース。前半10分、DF丸橋祐介の縦パスにMF清武弘嗣が抜け出すと、ゴール前へのクロスが鹿島守備陣を越えてMF水沼宏太に通った。ところが水沼の決定的なシュートはGKクォン・スンテがビッグセーブ。同12分にもMF奥埜博亮のクロスにFWブルーノ・メンデスが合わせたが、これもクォンが冷静に止めた。

 さらにC大阪は前半20分、水沼のクロスを奥埜が収めてメンデスにパス。ゴールがガラ空きの絶好機を迎えたが、メンデスのシュートはDF永木亮太のブロックされ、こぼれ球に反応した奥埜のシュートは大きく枠を越えた。鹿島は同22分、FWセルジーニョのクロスにレアンドロが頭で合わせるも、GKキム・ジンヒョンの正面に飛んだ。

 その後も最終ラインから落ち着いて組み立てるC大阪に対し、鹿島のプレッシングはなかなか機能せず。前半37分にはキム・ジンヒョンの縦パスが一発で水沼に通り、スルーパスからメンデスのシュートが鹿島ゴールを襲った。何とか好機をつくりたい鹿島は同44分、レアンドロのクロスにDF安西幸輝がボレーで合わせたがミートしなかった。

 スコアレスで迎えた後半は鹿島が一気にスイッチを入れた。相手を押し込み続けて3分、左サイドを駆け上がったMF土居聖真のクロスはわずかに通らなかったが、右サイドで拾った永木が折り返すと、ゴール前で反応したレアンドロが丸橋に倒されてPKを獲得。これをセルジーニョが落ち着いて右に決め、先制に成功した。

 さらに鹿島は後半10分、永木のFKからセルジーニョが頭で合わせたが、シュートは惜しくも枠外。徐々に前半のペースを取り戻したC大阪は同14分、清武のパスからDF松田陸が力強いミドルシュートを狙ったが、ゴール左に外れていった。その後はC大阪がボールを保持する時間帯が続き、徐々に鹿島守備陣を追い詰めていった。

 それでも鹿島は後半21分、名古に代わってMFレオ・シルバを投入。対するC大阪は同25分、2トップの一角で好プレーを見せていた奥埜を下げてFW高木俊幸を起用したが、同27分、鹿島はキム・ジンヒョンのスローイングを白崎がカットすると、土居とのパス交換から右足を一閃。豪快なミドルシュートを突き刺し、リードを2点に広げた。

 C大阪は後半28分、水沼に代わってMF柿谷曜一朗を3試合ぶりに起用。鹿島は同32分、白崎に代わってDF小池裕太を投入した。シントトロイデンから期限付き移籍中の小池はこれがリーグ戦デビュー。その後は一進一退の攻防となったが、危なげなく試合を締めた鹿島がホーム6連勝を達成した。

(取材・文 竹内達也)
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