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エジガル単独トップの8点目!! 松本こじ開けた横浜FM、勢い持って首位攻防戦へ

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単独トップに立った横浜F・マリノスFWエジガル・ジュニオ

[6.22 J1第16節 横浜FM1-0松本 日産ス]

 J1リーグは22日、第16節を各地で行い、横浜F・マリノス松本山雅FCを1-0で破った。横浜FMが一方的にボールを支配しながら、松本も組織的守備からのカウンターで応戦したが、後半37分にFWエジガル・ジュニオが4試合連発となる決勝点をマーク。前節の痛い敗戦から立ち上がった横浜FMが、次節FC東京との首位攻防戦に勢いをつけた。

 ホームの横浜FMは前節の清水戦(●2-3)で退場したFWマルコス・ジュニオールが出場停止のため、U-20W杯に出場していたMF山田康太が今季初出場。対する松本は前節の仙台戦(●0-1)で負傷したDF橋内優也ら3選手に代わり、今季初出場のFW山本大貴、DFエドゥアルド、MFパウリーニョが入った。[スタメン&布陣はコチラ]

 試合は立ち上がりから激しい攻め合いの様相。前半6分、松本は右サイドをMF田中隼磨が崩すと、折り返したボールがGKチアゴ・マルチンスに当たってゴール方向に飛んだが、GK朴一圭が絶妙な反応で止める。横浜FMも同8分、MF天野純の縦パスにFW仲川輝人が抜け出したが、シュートはGK守田達弥がストップした。

 松本は前半10分、相手DFがロングボールの処理を誤ったのにつけ込み山本がシュートを狙うも枠外。横浜FMは同11分、DF和田拓也の縦パスを天野がつなぎ、山田がペナルティエリア右寄りを攻め込んだが、右足で狙ったシュートはゴールポストに阻まれた。同18分、ゴール約25m前からの天野の直接FKはクロスバーに直撃した。

 互いに決定機を多く作る中、松本は前半26分、DF今井智基のクロスをT・マルチンスがクリアできず、セカンドボールを拾ったMF宮阪政樹が左足ボレーを狙ったが、これもクロスバーに直撃。横浜FMは同36分、左サイドに位置取った仲川のクロスから和田が強烈なシュートを狙うも、わずかに左へ外れ、スコアレスでハーフタイムを迎えた。

 後半も一進一退の攻防でスタートしたが、先に動いたのは松本の反町康治監督。持ち前のスピードをなかなか活かせない山本に代わってMF中美慶哉を2トップの一角で起用した。対する横浜FMのアンジェ・ポステコグルー監督は同19分、前半に絶好機を逃した山田を下げてMF大津祐樹を投入した。

 すると後半21分、横浜FMにビッグチャンス。中盤でボールを奪った仲川がドリブルで攻め込み、大津がつないだボールをFW遠藤渓太がシュート。しかし、ゴール右に飛んだボールはわずかに枠を外れた。さらに同25分、天野の左CKをDF畠中槙之輔が頭で合わせたが、これもゴール上へと飛んだ。

 やや劣勢となった松本は後半26分、FW永井龍に代えてFW高崎寛之を投入し、前線に攻撃の起点をつくろうと試みる。ところが同35分、横浜FMは大津が左サイドを突破すると、ゴールライン際で中央に折り返し、FWエジガル・ジュニオがトラップ。華麗なターンから右足でネットを射抜き、ついに松本の堅守をこじ開けた。

 E・ジュニオは今季8ゴール目。シーズン序盤に4試合の負傷欠場を経験したが、得点ランキング単独トップに立った。ビハインドを負った松本は後半37分、左サイド攻撃から宮阪がクロスを送り、ニアで高崎がつぶれて流れたボールに田中が大外から反応したが、シュートは惜しくも枠外。そのまま試合は終わり、横浜FMが大きな勝ち点3を奪った。

(取材・文 竹内達也)
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