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鹿島、史上初J1通算500勝!!DF小池裕太のプロ初弾などで監督交代の磐田下す

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プロ初ゴールを決めたDF小池裕太(右)にMF白崎凌兵が抱きつく

[7.6 J1第18節 鹿島2-0磐田 カシマ]

 鹿島アントラーズはホームでジュビロ磐田と対戦し、2-0で勝利した。前半29分、DF小池裕太の左FKからオウンゴールで先制すると、同40分に小池がプロ初ゴール。2試合ぶりの白星を飾り、Jリーグ史上最速でJ1通算500勝を達成した。

 鹿島は前節・広島戦(△2-2)から先発2人を変更。MF白崎凌兵とFWセルジーニョが2試合ぶりに先発した。前節の川崎F戦(●1-3)後に名波浩前監督が辞任した磐田は鈴木秀人新監督のJリーグ初陣。スタメンは2人を入れ替え、FW中山仁斗が2試合ぶり、MF上原力也が7試合ぶりに先発した。[スタメン&布陣はコチラ]

 磐田は前半14分、カウンターからFWロドリゲスがドリブルで持ち上がり、右足で強烈なミドルシュート。立ち上がりから積極的な入りを見せ、ロドリゲスを中心に試合を優勢に運んでいたが、鹿島がワンチャンスで先制に成功した。前半29分、左サイドでFKを獲得。小池のキックをニアのMFレアンドロが頭でそらすと、ゴール前中央の磐田DF新里亮がクリアし切れず、痛恨のオウンゴールとなった。

 さらに鹿島は前半40分、小池が白崎とのパス交換で左サイドを駆け上がると、DF小川大貴と競りながらも左足でシュート性のクロスを送る。フワリと浮き上がった山なりのボールはGKカミンスキーの頭上を越えて逆サイドのサイドネットへ。運も味方に付けた鹿島が連続ゴールで2-0とリードを広げた。

 小池はプロ初先発となった前節の広島戦でも豪快なミドルシュートでゴールネットを揺らしていたが、ゴール前のDF町田浩樹に当たって軌道が変わっていたとして試合後に町田の得点に訂正された。スタジアム内では得点者として小池の名前がコールされていたこともあり、試合後の取材でも「個人的に結果を残せてうれしい」と話していた。不運にも幻のプロ初ゴールとなったが、次の試合で正真正銘の初ゴールを記録した。

 2点ビハインドで前半を折り返した磐田は後半開始から中山に代えてMFアダイウトンを投入。ロドリゲスとの2トップにシステムを変更した。鹿島も後半9分、永木に代わってDF山本脩斗がそのまま右サイドバックに入った。反撃に出る磐田は後半14分、高い位置でボールを奪い、ロドリゲスからラストパスを受けたMF山田大記が左足でシュート。しかし、これは体勢を崩して枠を外してしまい、同17分の山田の左足ミドルもGKクォン・スンテの好セーブに阻まれた。

 磐田は後半22分、上原に代えてMF森谷賢太郎を投入。鹿島も同29分、レアンドロに代えてMF安部裕葵をピッチに送り込んだ。まずはしっかり守って磐田の反撃を跳ね返し、カウンターから追加点を狙う鹿島。後半35分、山本の右クロスにMFレオ・シルバが飛び込んだが、ヘディングシュートはゴール左に外れた。試合はそのまま2-0でタイムアップ。鹿島が節目の1勝を完封勝利で飾った。

(取材・文 西山紘平)

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