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ゴールの手応え、感じた力の差…横浜FM遠藤渓太「負けて学ぶことがたくさん」

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横浜F・マリノスFW遠藤渓太(写真中央)

[7.27 EUROJAPAN CUP 横浜FM 1-3 マンチェスター・C 日産ス]

 “結果”の重みを痛感してきただけに、ゴールの喜びは隠さなかった。マンチェスター・シティを相手に唯一の得点を挙げた横浜F・マリノスFW遠藤渓太は「もちろん嬉しい。こぼれ球を決めただけだけど、自信にできたら一番良い」と振り返った。

 J1リーグ戦では出場18試合目で初得点。左ウイングのポジションで多くのチャンスに関わっていたものの、ゴールが遠いことに悩んだこともあった。「よく言われるんですよね。『遠藤いいけど点は取れないよね』って。そういうのは自分でも思っていたし、難しい時期を過ごした部分は正直あった」。今月13日の初ゴール後には、そんな思いも明かしていた。

 それだけに、この日のゴールは再び背中を押してくれるものとなった。前半24分、FW仲川輝人、FWマルコス・ジュニオールのシュートがGKクラウディオ・ブラーボの好守に阻まれ、こぼれ球を決める形での同点弾。「みんなが繋いでくれていい形で攻撃の形を作ってくれて、最後に自分が決めたのでみんなに感謝したい」と仲間への謝意も忘れなかった。

 ただ、敗戦の悔しさは残った。「とてつもないスルーパスを出す選手が一人いたり、それに反応する選手がたくさんいたり、そういうところで差を感じたし、一つ一つ全てにおいて上回られていた」。そう語った21歳は「こういうのは戦わないと感じられないものはすごく多い」と貴重な機会に感謝する。

「普段は負けて得るものはあまりないと思っているけど、世界のトップクラスの選手とやって、負けて学ぶことがたくさんあった」。プレミアリーグ王者との対峙で突きつけられた日常との違い。「これから結果が生まれればいいし、どこに置いちゃいけないとか、この間合いでボールを離したらやられるとかわかった部分が多かった」。これらをすべてレベルアップの糧にしていくつもりだ。

(取材・文 竹内達也)
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