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南米カップ王者に歴代ワースト0-4完敗…湘南、24年ぶり国際タイトルならず

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A・パラナエンセが湘南を圧倒した

[8.7 王者決定戦 湘南0-4A・パラナエンセ BMWス]

 ルヴァンカップ王者と南米のコパ・スダメリカーナ王者が激突する『王者決定戦』が7日、Shonan BMWスタジアム平塚で行われ、湘南ベルマーレアトレチコ・パラナエンセ(ブラジル)が対戦した。終始圧倒された湘南は大会史上最多得点差となる0-4で敗れ、1995年のアジアカップウィナーズカップ制覇以来の国際タイトルを逃した。

 ホームの湘南は4日前に行われたリーグ前節の鹿島戦(○3-2)から先発9人を変更。MF松田天馬とDF鈴木冬一のみ続けて先発に入り、今夏からチームに加わったMF山田直輝(←浦和)、DF毛利駿也(←金沢)が新天地デビューを果たした。対するA・パラナエンセは元新潟のFWホニが先発に並んだ。[スタメン&布陣はコチラ]

 試合はA・パラナエンセが優勢を保った。左サイドのホニを中心に押し込んだ前半3分、欧州強豪クラブから注目を集めるMFブルーノ・ギマランエスのシュートは鈴木がブロック。6分には左サイドを抜け出したホニのシュートが枠内を襲ったが、今季初出場のGK松原修平が鋭い反応で防いだ。

 湘南は単発の攻撃でゴールに迫ろうと試みるが、前半17分、鈴木のフィードを競り合ったFW指宿洋史のプレーはオフサイド。29分にもホニのシュートが松原を襲うと、セットプレーで押し込まれた41分、MFウェリントンのクロスをFWマルセロ・シリノに決められ、先制点を献上した。

 湘南は前半44分にビッグチャンス。左サイドに開いたFWトカチの横パスから松田がダイレクトの右足シュートで狙ったが、惜しくも枠を外れた。A・パラナエンセはそこから立て続けにチャンスをつくったが、ゴール前での決定力を欠き、前半は1点リードにとどまった。

 湘南はハーフタイム明け、一挙3枚替えを敢行。鈴木、山田、DF岡本拓也を下げてMF齊藤未月、MF古林将太、DF杉岡大暉を起用した。すると、すぐさま右サイドが活性化し、古林とDF小野田将人の果敢な攻撃参加から相手を押し込む場面も。さらに9分、指宿に代わってFWクリスランを投入した。

 それでも後半11分、A・パラナエンセに追加点。齊藤のパスミスからボールを奪われた湘南は、左サイドに展開されると、巧みな胸トラップで受けたホニに豪快なカットインシュートを叩き込まれた。A・パラナエンセはここで2枚の交代カードを使うと、湘南は16分、トカチに代わってFW梅崎司を入れた。

 ところが後半18分、湘南は右サイドからの小気味良いパスワークでゴール前を崩されると、最後は途中出場MFトニー・アンデルソンに3点目を決められ、スコアは0-3。21分には松田を下げ、桐生一高から特別指定選手として登録されているU-17日本代表FW若月大和を起用した。

 押し込まれ続ける湘南はなかなか敵陣に攻め込むことができず、時間ばかりが過ぎていく。すると後半40分、スルーパスに抜け出したMFブライアン・ロメロに決められて4失点目。そのまま試合は終了し、15年にG大阪がリーベル・プレート(アルゼンチン)に喫した0-3を上回る史上最多得点差での敗戦となった。

(取材・文 竹内達也)
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