beacon

「敵わない」小野伸二が一番手強いと思った選手は? 海外挑戦する選手に向けてアドバイスも

このエントリーをはてなブックマークに追加

フェイエノールト時代のMF小野伸二

 北海道コンサドーレ札幌は10日、「#小野伸二に聞きたい44のこと」と題し、SNSで事前に募集した質問に答えるMF小野伸二の動画をクラブ公式サイトで公開した。

 5日にFC琉球への完全移籍が発表された小野。札幌ラストマッチとなった10日のJ1第22節ホーム浦和戦(1-1)は出番なしとなったが、試合後には退団セレモニーが行われ、チームメイトやスタッフ、サポーターに温かく送り出された。

 自身の背番号44にちなんだ「#小野伸二に聞きたい44のこと」では、プライベートやサッカーに至るまで、さまざまな質問に回答している。

 他クラブと比べて札幌が誇れることを問われた小野は、「チーム愛というか、クラブ、監督、スタッフ、全ての選手、サポーターも含めてファミリーになっていたという感じがします」と答えた。

 また、サポーターの存在について「どんな時でもアウェーにもかかわらず、たくさんの人が来てくれて心強かったです」と話し、印象に残っている試合・シーンとして、2016年4月23日に開催されたJ2第9節のホームC大阪戦(1-0)で戦友のMF稲本潤一(相模原)が終盤に決めたゴールを取り上げた。

 期待する札幌の若手選手については「みんなに期待していますけど」と前置きし、現在特別指定で来季から正式加入する日本大MF金子拓郎と回答。ペトロヴィッチ監督に関しては「素晴らしいの一言です。サッカー観だけでなく人間観がすごく尊敬できます」と語った。

 さらにオランダのフェイエノールトをはじめ海外でのプレー経験も豊富な小野は、海外に挑戦する選手に向けたアドバイスを求められ、「自分から何でも飛び込んでいく。言葉が喋られないとかは関係なく、自分から行くということが大事かなと。そういう姿勢を見せてほしいなと思います」と言及。今までで一番手強いと思った選手は「手強いというか、敵わないと思った選手はジダンですね」と、レアル・マドリー現指揮官の名前を挙げている。

 終盤には「小野伸二にとってサッカーとは?」と聞かれ、「人生そのもの。サッカーがなくなってしまったら自分がなくなってしまうというくらい、サッカーは大事なものです」と語った。

 琉球に旅立つ“永遠のサッカー小僧”は札幌の選手たちに「J2からJ1に上がって、今すごく自分たちが乗っているなという気持ちでいると思うんですけど、まだまだ上があると思うし、ここで気持ちを途切れさせず、もっともっと上を目指してほしいとともに、あとはサッカー選手としてだけでなく、人間としてみんなに好かれるような選手になってほしいと思います」とエール。

 最後にサポーターへ「本当にサポーターの人たちの応援は、僕の中で心に残りましたし、いつも声が枯れるまで勝っても負けても応援してくれるのはすごく嬉しく思いました。これからも残る選手、また新しく来る選手、未来のコンサドーレを応援してほしいと思います」とメッセージを送った。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2019シーズンJリーグ特集ページ
●“初月無料”DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!

TOP