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鳥栖DF原輝綺が2アシスト! 同級生マッチアップでも長所発揮「やることは変わらない」

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DF杉岡大暉とマッチアップするサガン鳥栖MF原輝綺

[8.17 J1第23節 湘南2-3鳥栖 BMWス]

 サガン鳥栖FWイサック・クエンカの2ゴールは、いずれもDF原輝綺のクロスから生まれたものだった。その後は2失点を喫したため「プラスマイナスゼロかなと思う」と厳しい自己評価を下しつつも、五輪世代の21歳は「遅かったな……というのと、やっと数字でチームの勝利に貢献できた。そこは良かったと思う」と前向きに振り返った。

 ここまでサイドバックを主戦場としていながら、得点に直結したアシストはゼロ。そんな眠れるU-22日本代表DFがようやく“結果”を出した。前半25分、FW金崎夢生とのワンツーからダイレクトでクエンカに渡して先制点を導くと、41分には相手に当てながらのクロスで追加点を誘発。全3得点のうち2ゴールに関わり、勝ち点3獲得に大きく貢献した。

 また、この日の相手左ウイングバックは市立船橋高時代の同級生でもあるDF杉岡大暉。「目の前の相手が杉岡という名前で注目されていただけであって、やることは変わらない」と過度な意識はなかったようだが、相手のストロングポイントに目立った仕事をさせていなかった。

「まあ高校の時に隣でやっていたので、その時からプレースタイルが変わった印象は受けたけど、僕のほうがクイックネスは得意なのでついていけるシーンはあった。キックの質や対人になると分が悪いので、コンビネーションで相手のエリアに入っていこうと思っていた」と語る原は「うまく対峙できたと思う」と前向きに振り返った。

 これでチームは今季初の公式戦3連勝。しかも、どれも終盤まで競っていた試合を劇的に制した形だ。「チームもここ最近苦しい試合をモノにしていて、ギリギリの中で勝っている。今日も最後に勝って終われたのが一番大きかった」。そう手応えを口にした21歳は「まだまだチームメートに助けられていることが多々あるので、これからは自分が助けられるように成長したい」と自身のレベルアップも誓う。

(取材・文 竹内達也)
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