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“大宮WB”イッペイ・シノヅカ「プレーの幅を広げていきたい」CKで先制点演出

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今夏、大宮に加入したDFイッペイ・シノヅカ

[8.18 J2第28節 大宮2-1千葉 NACK]

 今夏の移籍市場で大宮アルディージャに完全移籍で加入したDFイッペイ・シノヅカはウイングバックの位置で出場を続けている。7月4日に移籍が発表されると、7月20日の京都戦に途中出場でJ2デビュー。以降は5試合連続で先発フル出場を続け、得点に絡む活躍を見せている。

 千葉戦も左ウイングバックを担ったシノヅカはプレースキッカーを務め、前半9分、左CKから先制点をアシストした。右足でファーサイドにクロスを蹴り入れ、DF河本裕之のゴールを演出。ニアサイドのFWロビン・シモヴィッチにマークが集まると判断し、「ファーが空いて、ちょうどいいところに蹴ることができた」という狙い通りのキックだった。

 ロシア国籍の24歳はスパルタク2モスクワ(ロシア2部)から2017年8月に横浜F・マリノスへ加入。同シーズンはJ1リーグ6試合出場1ゴール、昨季は14試合に出場した。横浜FM3年目の今季はリーグ戦の出場はなく、大宮に新天地を求めた。高木琢也監督の下、定位置をつかんだのは本職ではなかったウイングバックの位置。持ち前の攻撃力を発揮しつつ、課題に向き合っている。

「ディフェンスは本当に、専門的にはやったことがなかったから。難しいけど、突き詰めていきたい。もっと1対1のディフェンスで(ボールを)取れる場面も多いと思う。もっと自分のプレーの幅を広げていきたい」

 加入後、フル出場した5試合でチームは無敗。3連勝を飾り、京都をかわして2位に浮上した。「勝ち癖は大事。夏場にいい流れで来ているので最後まで突っ走っていきたい」。チームの一員となり、見据えるのはJ1の舞台。「もちろん、J1のチームから来ているし、みんなでJ1に行くことは目標。熱い気持ちを持っています」と力強く話した。

(取材・文 佐藤亜希子)

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