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柏は14試合ぶりに敗戦も「いつかこういう瞬間が訪れる」

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4失点するも3得点をネルシーニョ監督は評価した

[9.7 J2第31節 柏3-4山形 三協F柏]

「前半の入りが悪く、セットプレーから得点を許す展開で、今シーズンなかなかああいう形で失点を許すというのはなかったんですけど、相手に数字上優位な展開に持ち込まれた」。柏レイソルネルシーニョ監督は山形戦を回想した。

 今季最多の4失点。うち3失点はセットプレーで、最初の2点はほぼ同じような位置からゴールを許している。「山形さんのセットプレーに対する完成度の高さと、我々の集中力が切れたところを突かれた」と指揮官。山形のキッカー、MF中村駿は「ファーサイドが空いている」「ニアのコースが空いていた」とスキがあったことを指摘している。「柏に勝つためには少しのスキでも突いていかないと」という木山隆之監督の思惑どおりの形になった。

 第30節終了時、首位の柏は2位と勝ち点10差をつけていたが、2位横浜FCから7位甲府までは勝ち点4差の混戦に。「『レイソルからポイントを取ったチームが、このダンゴを制していく』と監督から言われて、それで選手も気持ち入ったと思う」(中村駿)というように、打倒・柏は他チームのモチベーションになっている。

 前節の新潟戦に引き分けて(△1-1)連勝が「11」で止まった柏は、この日の敗戦で無敗は「13」でストップした。6月9日の愛媛戦(●1-3)以来、3か月ぶりの黒星となったが、「いつかこういう瞬間が訪れることを見越して戦ってきている」とネルシーニョ監督。「勝利の道を一歩一歩辿っていけるように、次節に向けて準備をしたい」。残り11試合、1年でのJ1復帰に向けて慢心はない。

(取材・文 奥山典幸)

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