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浦和、2点差を一時は逆転されるも…後半ATの杉本PK弾で残留争う鳥栖とドロー

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サガン鳥栖浦和レッズの一戦はドロー決着

[9.28 J1第27節 鳥栖3-3浦和 駅スタ]

 J1は28日に第28節を開催し、駅前不動産スタジアムでは16位のサガン鳥栖(8勝3分15敗)と15位の浦和レッズ(8勝7分11敗)が対戦。前半7分と同29分に得点した浦和が2点をリードするも、後半24分と同29分に鳥栖が得点して追い付くと、同37分にMFイサック・クエンカが決めて勝ち越しに成功。しかし、同アディショナルタイムにFW杉本健勇が同点となるPKを沈め、試合は3-3の引き分けに終わった。

 勝ち点31の浦和と勝ち点4差の16位で、是が非でも勝利を収めたい鳥栖は14日の第26節G大阪戦(●0-1)から先発3人を入れ替え、MF小野裕二、MF松岡大起、DF原輝綺らを先発起用。一方、リーグ戦ここ7試合未勝利(4分3敗)の浦和は前節C大阪戦(●1-2)から先発3人を入れ替え、FWファブリシオ、MFエヴェルトン、MF橋岡大樹らがスターティングメンバ―に名を連ねた。

 序盤からフィニッシュに持ち込む場面を作り出したのはホームの鳥栖だった。しかし、同2分にFW金崎夢生、同3分にMF金森健志のラストパスからMFイサック・クエンカが放ったシュートはネットを揺らすには至らず。すると、同7分にアウェーの浦和が先制に成功する。

 後方から送られたボールに競り勝った橋岡、ファブリシオがヘディングでつなぐと、PA外で受けたFW武藤雄樹が鮮やかなトラップから左足シュートをゴール右下に突き刺し、スコアを1-0とした。この得点は武藤にとって今季リーグ戦初得点となった。さらに同18分には左サイドからMF関根貴大の折り返しを武藤がスルーし、MF長澤和輝が至近距離から狙うも、シュートは好反応を見せたGK高丘陽平に弾き出されてしまった。

 しかし、前半29分に浦和が追加点を記録する。DF鈴木大輔が敵陣でのボール奪取を成功させると、長澤へとパス。右サイドの橋岡に展開して、長澤自身はゴール前に走り込むと、クロスを巧みにダイレクトボレーで合わせて鮮やかにネットを揺らし、リードを2点差に広げた。

 2-0と浦和がリードしたまま後半を迎えると、鳥栖は松岡に代えてFW豊田陽平をピッチへと送り込む。さらに同12分には金森に代えてMF安庸佑を投入して状況を打開しようと試みる。同15分には浦和ベンチが動き、エヴェルトンに代えてMF柴戸海を投入する。

 すると、後半24分にMF原川力が鮮やかな直接FKを叩き込んで鳥栖が1点差に詰め寄ると、同29分には小野がPA内に送った浮き球のパスを豊田が胸で落とし、反応したFW金崎夢生が右足でねじ込んで一気に試合を振り出しに戻した。同31分には浦和がゴールを脅かしたが、こぼれ球を拾ったMF青木拓矢のミドルシュートはポストを叩いて勝ち越しとはならなかった。

 すると後半37分、右サイドから安庸佑が送った折り返しに走り込んだクエンカが右足シュートでネットを揺らし、鳥栖が3-2と逆転に成功。しかし、同アディショナルタイムにPA内でDF岩波拓也がDF金井貢史のファウルを誘って浦和がPKを獲得すると、杉本がきっちり沈めて試合は3-3のドローに終わった。

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