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鹿島DF内田篤人が半年ぶり先発復帰!「90分いける覚悟あった」

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鹿島アントラーズDF内田篤人

[9.28 J1第27節 鹿島1-1札幌 カシマ]

 右膝の負傷で慎重な調整を続けていた鹿島アントラーズDF内田篤人がこの日、半年ぶりのスタメン復帰を果たした。ドイツ時代には1年9か月の長期離脱も経験しており、「2年ぶりとかじゃないので大丈夫」と平静な表情。「あまり気にしていない」と普段どおりにピッチに立ったという。

 今年3月30日のJ1第5節・磐田戦で、相手選手のタックルを受けて負傷交代。古傷の右膝を痛めたことでその後は慎重な調整が続き、8月14日の天皇杯3回戦・栃木戦(○4-0)の後半39分、9月1日のJ1第25節・清水戦で後半40分から出場したのみで、ベンチ入りが続いた直近の試合でも起用は避けられていた。

 しかし、ピッチに立つ心構えはできていたという。「練習だったり紅白戦だったりではやれていたので、いつ声がかかっても準備しようとしていた」。最後の先発出場から半年間が経とうとしていたJ1第27節、勝てば首位のFC東京を勝ち点で追い抜けるというJ1第27節・札幌戦で、待望の先発復帰を迎えた。

 そんな内田に前半4分、さっそく見せ場が訪れた。MFレオ・シルバのサイドチェンジを右サイドで受けると、対面DFが目の前に立つのをかいくぐり、うまく角度をつくって高速クロスを配給。これは惜しくもGKにキャッチされたが、21分にもニアのFWセルジーニョが絶妙なフリックにつながる浮き球を供給した。

「綺世(FW上田綺世)がいるから裕太(DF小池裕太)も俺も放り込みすぎた」。そうした課題も感じていたというが、明確なプレービジョンで膠着した展開を打開する姿が目立った。また前半32分にも上田のポストプレーから攻撃参加を見せるなど、後半32分の途中交代まで安定したパフォーマンスを続けていた。

「交代は監督のプランどおりだったのかな。ゲーム内容がもう少しゆったりしていたら90分間いける覚悟はあった」。そう振り返ったように、コンディションは上々の様子。「筋肉系の問題はないし、膝が痛いとかじゃないし、練習をやっていけば勝手に上がっていく」と述べ、今後はさらに向上していく見通しだ。

(取材・文 竹内達也)
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