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ATに泣いてきた大分がATに劇的弾!! 片野坂監督「取り戻すことができたかな」

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劇的な勝利を収めた大分トリニータ

[10.18 J1第29節 浦和0-1大分 埼玉]

 2試合連続で後半アディショナルタイムに失点し、勝ち点を落としていた。しかし、この日は違う。90+3分、FW後藤優介の劇的な決勝弾で1-0の完封勝利を収めた大分トリニータは、敵地から勝ち点3を持ち帰ることに成功した。

 序盤からボールを保持する展開となったものの、浦和守備を攻略し切れずになかなか決定機を創出できず。しかし、浦和にも得点を許さずに試合を進めると、後半アディショナルタイムへと突入した。アウェーでの一戦。勝ち点1を持ち帰れば十分かと思われたが、大分の選手たちは諦めていなかった。

 アディショナルタイムも表示された3分を回ろうかという最終盤だった。浦和の攻撃をはね返してカウンターを発動。粘り強くボールがつながれ、左サイドのMF田中達也がパスを受けると、大外を駆け上がったDF三竿雄斗へ。三竿のクロスをファーサイドにフリーで駆け上がった後藤がヘディングで叩き込み、劇的な決勝点が生まれた。

「拮抗したゲームになって、最後は我々が何とか得点して勝ち点3を取れたが、試合の内容的にも勝ち点1で終わるか、あるいはやられてしまうような展開で、粘り強く選手が最後まで戦ってくれたご褒美を“今回”は頂いたんじゃないかな」

 試合後に片野坂知宏監督がそう振り返ったように、ここ2試合はアディショナルタイムに泣いた。第27節磐田戦では90+6分に勝ち越しゴールを、そして前節名古屋戦では90+1分に同点ゴールを許していた。「ロスタイムに失点して勝ち点を失った分、今日は取り戻すことができたかな」と答えつつ、「レッズさん相手に臆せずにチャレンジして、アグレッシブにやってくれたことが嬉しかった。その姿勢に満足している」と最後まで諦めずに戦い、勝ち点3を呼び込んだ選手たちを称えた。

(取材・文 折戸岳彦)
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