[J内定高校生の声_8]今年SBへ転向し、J2ベンチ入りも。DF高安孝幸「自分はもっと金沢で成長できる」
ゲキサカでは2020年にプロ入りする高校生選手たちをインタビュー。第8回はツエーゲン金沢内定のDF高安孝幸(興國高3年)だ。元々FWでボランチを経て今年から右SBにチャレンジ。その新ポジションで持ち前のスピードや攻撃力を発揮した高安は、金沢内定を勝ち取り、10月15日の横浜FC戦でJ2のベンチ入りも果たしている。その高安が金沢を進路に選んだ理由やプロ入り後の意気込み、選手権予選への思いなどについて語った。
―金沢入りが決まった感想を教えて下さい。
「小さい頃から夢だったプロサッカー選手になることを金沢で実現できて楽しみですし、自分はまだ今年SBを始めたばかりなので、これからJ2の速い選手や、上手い選手を相手にどれだけやれるのか楽しみです」
―どういうところを評価されたと感じている?
「自分はスピードが持ち味なので、それを活かしたオーバーラップや2列目からの飛び出しを買ってくれたのかなと思います」
―プロ入りにこだわった。
「高校に入る前から、興國に来たらプロしか目指していなくて、周りにもそう言っていたので、プロしか目指していませんでした」
―金沢入りを決めた理由は?
「アグレッシブで、全員サッカーで、SBが中心となってビルドアップしていくチームなので、このチームでプロになりたいなと思いました」
―トレーニングで通用した部分、自信になった部分は?
「スピードの部分では1対1のところで、攻撃でも守備でも対人の強さやスピードを活かしたプレーで相手を翻弄できたのかなと思います」
―自信を持ってプレーできた。
「監督から『オマエはスピードを活かしてどんどんやれ』と言われたので、それを活かしてできたので良かったと思います」
―金沢で影響を受けた選手は?
「ポジションは違うんですけれども、中盤の藤村(慶太)選手とかはパスの質や浮き球のボールの質が全然違っていて、これがJのレベルかなと思いました」
―プロ入りを目指した理由。
「ずっとサッカーしたかったし、テレビを見ていて大勢の観客を沸かすことができたら良いかなと思って、サッカーのプロを目指しました」
―沖縄から大阪の高校へ進学。
「親が推してくれて、自分も行きたくて、親に感謝しかないです」
―苦労したこともある。
「寮生活とか、関西の人とのかかわり方というのが沖縄と全然違って、最初はノリとかについていけなくて戸惑ったりもしたんですけれども、チームメートが優しくしてくれて、色々と教えてくれたのでそこは何とかできました」
―逆に大阪を離れるのは寂しい?
「ちょっとだけ寂しいです」
―金沢はどういう街?
「金沢は静かで人が優しくて、という感じです」
―金沢の試合を見て感じたこと。
「(サポーターの)みんなが選手を応援して盛り上げて、ピンチの時でもサポーターがどんどん盛り上げてという感じや、みんなでサッカーをしていると言う感じが好きです」
―金沢のサッカーの好きなところは?
「結構、(相手に)マンでついてという感じなので、マンツーマンで負けない強さなどに魅力を感じました」
―今、自信を持っているところは?
「サイドでの攻守での1対1と、縦突破からのクロスと、2列目の飛び出しでゴールへのチャンスを作るかかわりの部分を特長としています」
―課題は?
「課題はヘディングの強さだったり、足元の技術だったりを上げていければと思っています」
―活躍するために必要なことは?
「背後と足元の使い分けと、相手に(自分の)スピードの怖さを教えて、そこからどういうプレーができるのかということをもっとやっていきたいと思っています」
―元々左ウイングでボランチと色々なポジションを経験してきた。
「興國高校のSBが試合の流れの中でボランチだったり、飛び出して行ってウイングの仕事もするので、1年生の時にウイングとボランチを経験できて、今の興國のサッカーに役立っているし、良い経験になりました」
―SBになることへの迷いは?
「春の遠征前に(内野智章監督から)『オマエ、ボランチかSBかどっちで行くのか決めろ』と言われて、ボランチではあまり上手くできていなかったので、スピード重視のSBで行こうと決めて、そこから頑張れて良かったです」
―SBで評価を勝ち取った。
「SBは中盤と違って180度からしかプレッシャーを受けない中で、中盤を経験していたからプレッシャーを中盤の時よりも感じなくて自由にできたので、そこは良かったです」
―自分にとって、SBは?
「楽しいですね。スピードに乗って相手と1対1して、どんどん縦突破してクロスとか。興國はSBを中心として、そこからの配球も多いので、その楽しさがあります」
―興國で成長できた部分は?
「足元の部分で相手をいなすプレーとか、ファーストタッチで相手を揺さぶって身体のボディフェイント、ジンガで相手の逆を突いて1対1を突破するところとか磨くことができました」
―競争相手がとても多いチームだと思うが?
「ボランチの時に結構上手く行かなくて、自分の特長のスピードも活かせなくて、相手のプレッシャーに潰されていたんですけれども、そこで監督がSBを勧めてくれて、SBで色々な経験ができて成長できたので、その苦しみも良い経験になりました」
―苦しい時に相談もした。
「寮生なのでチームメートとかに支えてもらって、親にも感謝しています」
―ピッチを離れた時は何をしている?
「休日は友達と出かけたり、ボールを蹴ったりとかしています」
―趣味は?
「テレビとかゲームとかです」
―好きなテレビ番組はある?
「『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ系列)とかです。オモロイです」
―自分の性格は?
「最初は人と接するのが上手じゃなくて、仲良くなってどんどんハッチャケていく感じなので、そこは関西人ぽくどんどん行けたら良い」
―ちょっとフワッとしたところもあると。
「周りに『ルーズなところがある』と言われたりしますけれども、そこを直してもっとプロらしくなりたいと思っています」
―遠くで暮らす親の存在は?
「ちっちゃい時から親とか送迎してもらって、応援もしてもらったし、たくさん苦労かけたので、家族に感謝しています」
―この夏、金沢に3週間くらい行ってかなり変わったと聞いているが?
「ハードワークがプロは全然違っていて、走る量とか、コーチングとかがとても大事なので、そこの面とかハードワークの面で金沢に行って成長できたと思います」
―中体連からプロ。多くの人に勇気も与えた。
「沖縄は中体連が多くて良い選手がいっぱいいて、中体連の中でもレベル高くできたのが沖縄の良いところだし、そこで成長出来たのは良かったです」
―ライバルはいる?
「(ツエーゲン金沢で)同じSBの長谷川巧君とか小島(雅也)選手とか、色々なことを吸収して試合に出て活躍したいと思います」
―プロで対戦したい相手は?
「対戦したい選手はJ1の速い選手とかを相手にしてどれだけやれるのかとか、挑戦してみたいです」
―最終学年の今年、インターハイに出ることが出来なかった時の気持ちは?
「興國はまだ全国大会に1回も行ったことがなくて、自分らの代で初めて行きたかったんですけれども、ポゼッションサッカーという他の高校がやっていない(レベルを目指した)サッカーをやりながら、優勝するためにはもっとレベルを上げていかないと大阪の高体連のサッカーに通用しないので、選手権は自分たちのサッカーでもっと相手を翻弄して全国に行けるようにします」
―選手権で勝ち上がるための鍵は?
「守備がしっかりとゼロで抑えて、そこからビルドアップでSBやCBが鍵になってくるので、いかにしてFWに上手くつけられるか、SBはオーバーラップとか攻撃のかかわりが多いので、そこでもっとチャンスを広げられたらなと思います」
―どう貢献したい?
「SBは守備だけじゃなくて攻撃にももっとかかわっていかなければいけないので、もっとオーバーラップとか2列目の飛び出しからシュートを決めたり、クロスからのアシストとか、もっと増やしていけたらと思っています」
―今年こそ歴史を変える。
「今までJリーガーをいっぱい出してきたけれど、『全国には行けない』と言われてきたので、自分たちの代で全国に行って、そこで活躍して、『興國やっぱり凄いな』と言われるように全国に出たいと思います」
―自分にとって選手権とは?
「1年生の時に1回出ているけれど、1年から3年までの代表。高校サッカー最後の大会なので、プレッシャーもかかる中で300人の中で選ばれて勝つことは大事だし、そこでプレッシャーに負けずにポゼッションサッカーをして勝って行けたら、良いなと思います」
―ツエーゲン金沢サポーターに見て欲しいところ。
「サイドでの1対1で相手を剥がすところや、対人の強さとかを見て欲しいと思います」
―ツエーゲン金沢サポーターへのメッセージ。
「自分はもっと金沢で成長できると思っているので、足りないところをプロの選手としてしっかりと吸収して、特長をどんどん活かしていって、試合に早く出て活躍して、チームに貢献して行けたらなと思っています」
(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2019
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2019シーズンJリーグ特集ページ
●“初月無料”DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!
―金沢入りが決まった感想を教えて下さい。
「小さい頃から夢だったプロサッカー選手になることを金沢で実現できて楽しみですし、自分はまだ今年SBを始めたばかりなので、これからJ2の速い選手や、上手い選手を相手にどれだけやれるのか楽しみです」
―どういうところを評価されたと感じている?
「自分はスピードが持ち味なので、それを活かしたオーバーラップや2列目からの飛び出しを買ってくれたのかなと思います」
―プロ入りにこだわった。
「高校に入る前から、興國に来たらプロしか目指していなくて、周りにもそう言っていたので、プロしか目指していませんでした」
―金沢入りを決めた理由は?
「アグレッシブで、全員サッカーで、SBが中心となってビルドアップしていくチームなので、このチームでプロになりたいなと思いました」
―トレーニングで通用した部分、自信になった部分は?
「スピードの部分では1対1のところで、攻撃でも守備でも対人の強さやスピードを活かしたプレーで相手を翻弄できたのかなと思います」
―自信を持ってプレーできた。
「監督から『オマエはスピードを活かしてどんどんやれ』と言われたので、それを活かしてできたので良かったと思います」
―金沢で影響を受けた選手は?
「ポジションは違うんですけれども、中盤の藤村(慶太)選手とかはパスの質や浮き球のボールの質が全然違っていて、これがJのレベルかなと思いました」
―プロ入りを目指した理由。
「ずっとサッカーしたかったし、テレビを見ていて大勢の観客を沸かすことができたら良いかなと思って、サッカーのプロを目指しました」
―沖縄から大阪の高校へ進学。
「親が推してくれて、自分も行きたくて、親に感謝しかないです」
―苦労したこともある。
「寮生活とか、関西の人とのかかわり方というのが沖縄と全然違って、最初はノリとかについていけなくて戸惑ったりもしたんですけれども、チームメートが優しくしてくれて、色々と教えてくれたのでそこは何とかできました」
―逆に大阪を離れるのは寂しい?
「ちょっとだけ寂しいです」
―金沢はどういう街?
「金沢は静かで人が優しくて、という感じです」
―金沢の試合を見て感じたこと。
「(サポーターの)みんなが選手を応援して盛り上げて、ピンチの時でもサポーターがどんどん盛り上げてという感じや、みんなでサッカーをしていると言う感じが好きです」
―金沢のサッカーの好きなところは?
「結構、(相手に)マンでついてという感じなので、マンツーマンで負けない強さなどに魅力を感じました」
―今、自信を持っているところは?
「サイドでの攻守での1対1と、縦突破からのクロスと、2列目の飛び出しでゴールへのチャンスを作るかかわりの部分を特長としています」
―課題は?
「課題はヘディングの強さだったり、足元の技術だったりを上げていければと思っています」
―活躍するために必要なことは?
「背後と足元の使い分けと、相手に(自分の)スピードの怖さを教えて、そこからどういうプレーができるのかということをもっとやっていきたいと思っています」
―元々左ウイングでボランチと色々なポジションを経験してきた。
「興國高校のSBが試合の流れの中でボランチだったり、飛び出して行ってウイングの仕事もするので、1年生の時にウイングとボランチを経験できて、今の興國のサッカーに役立っているし、良い経験になりました」
―SBになることへの迷いは?
「春の遠征前に(内野智章監督から)『オマエ、ボランチかSBかどっちで行くのか決めろ』と言われて、ボランチではあまり上手くできていなかったので、スピード重視のSBで行こうと決めて、そこから頑張れて良かったです」
―SBで評価を勝ち取った。
「SBは中盤と違って180度からしかプレッシャーを受けない中で、中盤を経験していたからプレッシャーを中盤の時よりも感じなくて自由にできたので、そこは良かったです」
―自分にとって、SBは?
「楽しいですね。スピードに乗って相手と1対1して、どんどん縦突破してクロスとか。興國はSBを中心として、そこからの配球も多いので、その楽しさがあります」
―興國で成長できた部分は?
「足元の部分で相手をいなすプレーとか、ファーストタッチで相手を揺さぶって身体のボディフェイント、ジンガで相手の逆を突いて1対1を突破するところとか磨くことができました」
―競争相手がとても多いチームだと思うが?
「ボランチの時に結構上手く行かなくて、自分の特長のスピードも活かせなくて、相手のプレッシャーに潰されていたんですけれども、そこで監督がSBを勧めてくれて、SBで色々な経験ができて成長できたので、その苦しみも良い経験になりました」
―苦しい時に相談もした。
「寮生なのでチームメートとかに支えてもらって、親にも感謝しています」
―ピッチを離れた時は何をしている?
「休日は友達と出かけたり、ボールを蹴ったりとかしています」
―趣味は?
「テレビとかゲームとかです」
―好きなテレビ番組はある?
「『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ系列)とかです。オモロイです」
―自分の性格は?
「最初は人と接するのが上手じゃなくて、仲良くなってどんどんハッチャケていく感じなので、そこは関西人ぽくどんどん行けたら良い」
―ちょっとフワッとしたところもあると。
「周りに『ルーズなところがある』と言われたりしますけれども、そこを直してもっとプロらしくなりたいと思っています」
―遠くで暮らす親の存在は?
「ちっちゃい時から親とか送迎してもらって、応援もしてもらったし、たくさん苦労かけたので、家族に感謝しています」
―この夏、金沢に3週間くらい行ってかなり変わったと聞いているが?
「ハードワークがプロは全然違っていて、走る量とか、コーチングとかがとても大事なので、そこの面とかハードワークの面で金沢に行って成長できたと思います」
―中体連からプロ。多くの人に勇気も与えた。
「沖縄は中体連が多くて良い選手がいっぱいいて、中体連の中でもレベル高くできたのが沖縄の良いところだし、そこで成長出来たのは良かったです」
―ライバルはいる?
「(ツエーゲン金沢で)同じSBの長谷川巧君とか小島(雅也)選手とか、色々なことを吸収して試合に出て活躍したいと思います」
―プロで対戦したい相手は?
「対戦したい選手はJ1の速い選手とかを相手にしてどれだけやれるのかとか、挑戦してみたいです」
―最終学年の今年、インターハイに出ることが出来なかった時の気持ちは?
「興國はまだ全国大会に1回も行ったことがなくて、自分らの代で初めて行きたかったんですけれども、ポゼッションサッカーという他の高校がやっていない(レベルを目指した)サッカーをやりながら、優勝するためにはもっとレベルを上げていかないと大阪の高体連のサッカーに通用しないので、選手権は自分たちのサッカーでもっと相手を翻弄して全国に行けるようにします」
―選手権で勝ち上がるための鍵は?
「守備がしっかりとゼロで抑えて、そこからビルドアップでSBやCBが鍵になってくるので、いかにしてFWに上手くつけられるか、SBはオーバーラップとか攻撃のかかわりが多いので、そこでもっとチャンスを広げられたらなと思います」
―どう貢献したい?
「SBは守備だけじゃなくて攻撃にももっとかかわっていかなければいけないので、もっとオーバーラップとか2列目の飛び出しからシュートを決めたり、クロスからのアシストとか、もっと増やしていけたらと思っています」
―今年こそ歴史を変える。
「今までJリーガーをいっぱい出してきたけれど、『全国には行けない』と言われてきたので、自分たちの代で全国に行って、そこで活躍して、『興國やっぱり凄いな』と言われるように全国に出たいと思います」
―自分にとって選手権とは?
「1年生の時に1回出ているけれど、1年から3年までの代表。高校サッカー最後の大会なので、プレッシャーもかかる中で300人の中で選ばれて勝つことは大事だし、そこでプレッシャーに負けずにポゼッションサッカーをして勝って行けたら、良いなと思います」
―ツエーゲン金沢サポーターに見て欲しいところ。
「サイドでの1対1で相手を剥がすところや、対人の強さとかを見て欲しいと思います」
―ツエーゲン金沢サポーターへのメッセージ。
「自分はもっと金沢で成長できると思っているので、足りないところをプロの選手としてしっかりと吸収して、特長をどんどん活かしていって、試合に早く出て活躍して、チームに貢献して行けたらなと思っています」
(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2019
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2019シーズンJリーグ特集ページ
●“初月無料”DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!