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札幌の代表戦士が決意…武蔵「結果を残したい」進藤「戦力として活躍しないと」

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札幌のFW鈴木武蔵は2ゴール

[11.9 J1第31節 横浜FM4-2札幌 ニッパツ]

 北海道コンサドーレ札幌日本代表2選手は、勝って代表に合流することはできなかったが、FW鈴木武蔵は2ゴールをマークし、DF進藤亮佑も守備で存在感を見せた。しかし、チームは2-4で敗れ、鈴木は「もう2点奪えなかったことが悔しい」と、シュート5本で2得点だったことに悔しさもにじませた。

「前半、マリノスに勢いがあって、それに自分たちが飲まれた試合だった。いつもよりハイテンポな試合になって、自分たちが少し慌ててしまった」。鈴木が振り返ったとおり、ハイラインで前線からプレッシャーをかけてくる横浜FMに対し、ビルドアップがスムーズにいかず、縦パスは何度もオフサイドの網にかかった。

 前半2分の1失点目はバックパスを受けたGKのトラップが大きくなったところを奪われたもの。ペトロヴィッチ監督は「立ち上がりにミスから失点を重ねると、落ち着いてビルドアップするのは難しい。ミスしたくない恐怖心が芽生えるし、前半はオフサイドにかかるシーンも多く、狙いを出せなかった」と指摘した。

 それでも1-3で折り返した後半は修正し、反撃に出た。後半11分にはMFマテウスのシュートを進藤がゴールライン上でクリアするなど守備でも体を張った。後半25分にPKで4失点目を喫したが、同29分にはMFチャナティップの浮き球のパスをMF荒野拓馬が折り返し、鈴木がゴール。「2点目は練習どおりの形」(鈴木)だったからこそ、進藤も「前半、もっと我慢できていれば……」と悔やんだ。

 とはいえ、引きずっている時間もない。9月以来の代表復帰を果たした鈴木は14日のW杯アジア2次予選・キルギス戦に向けて明日10日に日本を出発。A代表初招集の進藤は16日から大阪で合流し、19日のキリンチャレンジカップ・ベネズエラ戦に備える。

 鈴木が「3月に初めて(代表に)呼ばれてからまだゴールがないので結果を残したい」と意気込めば、進藤は「一回だけでなく、継続して呼ばれるようにならないといけない。戦力として活躍しないと定着できない」と高い意識で初めての代表合宿に臨むつもりだ。

(取材・文 西山紘平)

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