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元マリノス勢、愛媛MF山瀬功治が俊輔と対決「何回も味わえるわけじゃない」

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愛媛1年目のシーズンをフル出場で締めくくったMF山瀬功治

[11.24 J2第42節 横浜FC2-0愛媛 ニッパツ]

 経験豊富なベテラン2人がJ2最終節のピッチで戦った。横浜FCのホームに乗り込んだ愛媛FCの攻守を支えたのは38歳MF山瀬功治。横浜F・マリノスで2010年に同僚だった41歳MF中村俊輔との対戦が実現した。「久々に会えたので嬉しかった」。マリノスの元10番だった2人は両ボランチで先発し、J2の大一番で再会した。

 機を見た攻撃参加で山瀬が存在感を見せたのは前半19分。相手CKからカウンターを発動すると、自陣を駆け上がり、パス交換でFW神谷優太の前進を助け、決定機につなげた。広い視野でパスを展開すれば、鋭い縦パスをつけてシュートを導くなど、チームを動かした。

 横浜FCは勝利すれば自動昇格が決まる決戦とあって、ニッパツ三ツ沢球技場には13年ぶりの昇格を願うサポーターが詰めかけ、完全アウェーに近い雰囲気だった。それでも、「やり辛くはなかったですよ。こういう雰囲気のゲームってサッカー人生の中で何回も味わえるわけじゃない。それを経験できたのは楽しかった」としみじみと言った。

 今季、愛媛FCに加入した山瀬は5月4日の大宮戦で00年のプロ入り後、20年連続ゴールという偉業を成し遂げ、37試合出場4ゴールと奮闘。最終節はフル出場で締めくくった。「改めて成長できた部分もあったと思う。まだまだサッカーって面白いなって感じられた一年だった」。41歳中村や52歳FW三浦知良との対戦には刺激も受け、「僕より年上の選手がやっている間はやめられないな」と来シーズンを見据えた。

(取材・文 佐藤亜希子)

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