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「康太をベンチに入れて勝とう」C大阪、柿谷V弾で逆転勝利!清水は残留確定ならず

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決勝点を挙げた柿谷曜一朗

[11.30 J1第33節 C大阪2-1清水 ヤンマー]

 J1リーグ第33節が30日に行われ、ヤンマースタジアム長居ではセレッソ大阪清水エスパルスが対戦。清水が先制したものの、FW柿谷曜一朗の決勝点によりC大阪が2-1で逆転勝利した。

 残留圏内ギリギリの15位につける清水は、勝てば最終節を残して残留が決まる状況。前半18分、MF西澤健太の左CKからニアのDF松原后がフリックすると、DFファン・ソッコが触ったボールをDFエウシーニョが反転しながら右足を振り抜き、先制ゴールを突き刺した。エウシーニョはうれしい30歳バースデーゴールとなった。

 反撃に出るC大阪は、MF清武弘嗣が精度の高いパスで攻撃を組み立て、FW柿谷曜一朗が前線で動き回り、清水の守備を崩そうとする。しかし、MF奥埜博亮のシュートがわずかに枠を外れるなど、前半のうちに追いつくことができず、1点ビハインドでハーフタイムに入った。

 リードして後半に入った清水は、14分にFW鈴木孝司との競り合いで体勢を崩したMFヘナト・アウグストが左肘を負傷。MF六平光成との交代を余儀なくされる。

 まずは追いつきたいC大阪は、後半29分のMF水沼宏太のヘディングシュートはGK大久保択生の手を弾いてクロスバーを叩いたが、これで得たCKから同点に追いつく。PA手前で右CKからのクリアボールを受けた水沼が迷わず右足を一閃。相手に当たってコースが変わり、GK大久保も弾き出せず、同点のゴールネットを揺らした。

 さらにC大阪は後半32分に清武を下げてMF田中亜斗夢を投入すると、この交代策が奏功する。34分、左CKからPA左脇でグラウンダーのパス受けた田中が右足でシュートを放つ。ニアでFWドウグラスにブロックされたボールに柿谷が反応。体を投げ出して右足で流し込み、2-1と逆転に成功した。

 試合はそのまま2-1でタイムアップを迎え、C大阪がホーム最終戦を白星で飾った。決勝点の柿谷はフラッシュインタビューで「1年間ホームで点を取れていなかったのは申し訳ない。何より、小さいころからお世話になっていた藤本選手の引退の日にゴールすることをだけを考えていた。チーム全員で康太をベンチに入れて全員で勝とうと強い気持ちを持って臨んだ一戦。勝てて本当にうれしいです」と喜んだ。

 なお、清水は今節での残留確定とはならず、プレーオフ出場圏の16位湘南と勝ち点1差で最終節を迎える。

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