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ここで決めるのがエース!! 自力残留へと導いた清水FWドウグラスの一撃

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清水エスパルスFWドウグラス

[12.7 J1第34節 清水1-0鳥栖 アイスタ]

 チームを残留へと導く一撃を叩き込んだ。試合を決めたのは清水エスパルスFWドウグラスの左足だった。

 最終節の対戦相手となる鳥栖と、勝ち点36で並びながらも得失点差で劣る清水は、自力で残留を決めるには勝利するしかなかった。前半をスコアレスで折り返した試合となったが、後半23分に背番号49が値千金の得点を叩き込む。MF六平光成から最終ライン裏に抜けて右サイドでボールを受けたドウグラスは、ゆっくりとドリブルを開始。PA内へと入ると、対面する相手を抜き切る前に左足を振り抜いた。

 この瞬間、後方から見つめていたMF竹内涼は「入ると思った」と振り返る。「練習で何度も何度も見ているし、こういう試合でやってくれるからのドウグだと思う。ドウグのために僕らは走るし、ボールを預ける。そういう信頼関係がある」。今季、チーム最多となる14得点を記録することになったエースに信頼を寄せていた。

 竹内の言葉どおり、ドウグラスの左足から放たれたボールは、鮮やかな軌道を描いてゴールへと向かう。ネットを揺らしてゴールが決まったことを確認したブラジル人助っ人は歓喜を爆発させた。「斜めの動きからだった。うまく運んで相手を抜いてうまく決められて良かった」と白い歯を見せた。

 この得点が決勝点となり、チームは1-0の完封勝利を収め、自力でJ1残留を決めた。残留へと導いたヒーローは、「サポーターの皆さんに感謝したい。苦しいシーズンだったけど、最後の最後まで後押ししてくれてありがとう」と最後まで背中を押し続けてくれたファン・サポーターに感謝を示した。

(取材・文 折戸岳彦)
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