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試合に敗れるも残留決定の鳥栖、MF原川「嬉しいというより…」

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サガン鳥栖MF原川力

[12.7 J1第34節 清水1-0鳥栖 アイスタ]

 試合には敗れた。しかし、残留を決めた。サガン鳥栖MF原川力は「結果的に残留できたので、負けてしまったけどホッとしている」と安堵の表情を浮かべた。

 最終節まで残留争いに巻き込まれた鳥栖。引き分け以上で清水戦を終えれば自力で残留を決め、たとえ敗れても他会場の結果によって残留する可能性があった。序盤はアグレッシブな姿勢を見せてゴールに迫る場面もあったが、得点は生まれず。「最初の20分、30分で点を取れたら楽だった」と振り返ったように、徐々に清水にリズムを作られ、後半23分にはFWドウグラスに先制点を奪われてしまった。

 鳥栖の反撃も実らずに0-1のまま試合終了のホイッスルが吹かれる。しかし、他会場で湘南が松本と引き分けたため、プレーオフを回避して残留を決めることになった。

「嬉しいというより、ホッとした気持ちがデカい」

 個人的には31試合(先発30試合)出場とシーズンを通してレギュラーを守り、4得点の結果を残した。「90分間のパフォーマンスを見たら、これまでで一番安定していたと思う」と振り返りつつ、「でも、それがチームとしての結果につながっていない」と2年連続で残留争いに巻き込まれたことに唇を噛んだ。

「チームの結果、順位がすべて。ボランチはチームが勝って評価されるポジションだと思うので、勝つために何ができるかを、より追及していきたい」。来季は自身のパフォーマンスとチームの順位をリンクさせられるように――。少しだけの休息を挟み、新シーズンに向けて準備を進めていく。

(取材・文 折戸岳彦)
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