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相棒不在のFC東京FW永井謙佑、決定機生かせず「僕の責任」

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GKと1対1を迎えるFW永井謙佑

[12.7 J1第34節 横浜FM3-0FC東京 日産ス]

 何としても先制点が欲しかった。4点差以上での勝利が逆転優勝の条件だったFC東京。まずは1点を目指す中、前半23分に絶好機を迎えた。MF東慶悟からの浮き球のスルーパスにFW永井謙佑が反応。ワントラップからPA内に進入したが、右足のシュートは1対1でGK朴一圭に阻まれた。

 直後の前半26分に先制を許し、同38分にもMF高萩洋次郎とのワンツーで永井が決定機を迎えながら右足のシュートはゴール上へ。チャンスを生かせないまま前半44分に2失点目を喫し、万事休した。「攻めに行って、失点した部分もあった。得点を取れなかった前線の僕の責任。来年以降、こうならないようにしっかり修正したい」。永井はそう言って唇を噛んだ。

 得点源のFWディエゴ・オリヴェイラを負傷で欠く中、2トップではなく、永井の1トップで試合に臨んだ。だからこそゴールという結果で応えたかったが、決定機に決め切れず。2分1敗と失速したラスト3試合を振り返り、「最後の3試合は先制点を取れなかった。そこは前線の責任。チャンスで仕留める精度、冷静さを身に付けていかないといけない」と反省した。

 悲願の初優勝にはまたしても届かなかったが、クラブ歴代最高の2位でシーズンを終えた。「最終節までこの緊張感を味わえるチームは少ない。こういう経験をして成長できる部分もある。それを来季につなげられるようにしたい」と永井が言えば、DF森重真人も「去年の課題をうまく表現する中で最終節まで優勝争いできて、昨年以上の結果を出せた」と指摘する。「同時に来季への宿題も出てきたし、来季へのモチベーションもできた。一気に欲しいものまでは届かない。ゆっくり休んで、しっかり考えて、来季を迎えたい」と力を込めた。

(取材・文 西山紘平)

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