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J最優秀ゴールは現役引退ビジャ!! 初瀬パスから「ワルツ」と評された美技弾

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ヴィッセル神戸FWダビド・ビジャ

 Jリーグは8日、都内のホテルで年間表彰式『Jリーグアウォーズ』を開催した。最優秀ゴール賞は今季限りでの現役引退が決まっているヴィッセル神戸FWダビド・ビジャが、6月30日のJ1第17節名古屋戦の前半27分に決めたゴールが選ばれた。

 ビジャは同試合の前半27分、左サイドのDF初瀬亮からのスルーパスを受けると、PA内左で名古屋DFジョアン・シミッチをフェイントで翻弄。角度のない位置から右足でGKランゲラックの肩越しに浮かせたシュートを放ち、先制ゴールを挙げていた。

 Jリーグは選考理由について「ストライカーの能力のすべてが詰まったワールドクラスのゴール」と説明。選考委員の原博実氏は「スペースに飛び出すタイミング、抜け出した後の1対1の仕掛け、まるでワルツを踊っているよう。最後に右足のアウトサイドの切り返しからのゴールはまさにワールドクラスのゴールだった」と評価していた。

 表彰式に出席したビジャは「FWというポジションなのでベストゴールに選ばれたのは光栄だし、そういうものも目指してプレーしている。日本に来て一つの思い出として、この賞を受け取れることを喜びたい」とコメント。「何度か見返したが、我ながらいいゴール。決めてきたゴールでもいいゴールだし、Jリーグではベストゴールだった」と照れ笑いを浮かべた。

 ビジャは12月21日に天皇杯準決勝の清水戦、そして勝利すれば2020年の元日決勝が控えている。現役生活の有終の美を飾るべく「願わくばそこでゴールを決めて、これほど難しいゴールでなくても、チームがタイトルを取ることに貢献できれば」と意気込みを示した。

(取材・文 竹内達也)

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