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神戸フィンク監督、酒井高徳の重要性を強調…クラブの今後の補強プランについても言及

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神戸を率いるトルステン・フィンク監督

 ヴィッセル神戸を率いるドイツ人指揮官のトルステン・フィンク監督がドイツ誌『キッカー』のインタビューに応じ、そのなかでDF酒井高徳の重要性やクラブの今後の補強などについて語った。

 今年6月に就任したフィンク監督の下での神戸の成績は公式戦24試合で14勝3分7敗、リーグ戦に限っては20試合に臨んだなか10勝3分7敗。ハンブルガーSVから加わった元日本代表DFの酒井は加入当日の8月14日に行われた天皇杯3回戦の大宮アルディージャ戦を除く全試合に先発出場している。

 7年半にわたるドイツでのプレー経験を持つそんな酒井について問われたフィンク監督だが、「私は彼の獲得を提案したわけではなく、クラブの方が彼の名前を挙げていた」と同選手の加入の経緯について明かすも「私は彼との契約を歓迎したよ。とてもフレキシブルで優れた選手だからね」と話している。

「彼は日本語とドイツ語を話せて、確かに私にとっては右腕のような存在だ。いずれの文化を理解し、とても重要な選手だ。通訳は6人いるが、ゴウトクは私にとってすごく大事だよ。みんなに私がなぜ怒っているのか説明することができるのでね…」

 元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキについては「私が彼にこれからもチームに残ってもらいたいと考えているのは秘密ではないし、交渉も行われている。様子を見なければね。交渉の内容に関しては今話したくない」と慎重に話した同監督。一方、来季に向けてのチーム作りには次のように語った。

「チームは来年若返ることになるだろう。最年長のダビド・ビジャが現役から引退する。ユースから何人かを引き上げるつもりだ。大事なのは、ハングリーな選手がいることと、若手とベテランのバランスが取れていることだからね」

「資金力ではもちろんリーグのトップに入るだろう。ヒロシ・ミキタニ(三木谷浩史)は楽天の社長で、アンドレス・イニエスタのようなトップスターを獲得するような人だ。我々はダビド・ビジャが去る前にすでに代役としてノリアキ・フジモト(藤本憲明)といったとても優れたFWを獲っている。残りの日程が終わってからどうするかに関してまた様子を見たい。それからスポーツディレクターやオーナーと補強について話すことになる」

 イニエスタやMFセルジ・サンペールに続く、バルセロナからの補強も考えられるのだろうか。

「もちろん彼らとは関係を持っている。なにか興味深い話があれば、そういったコネクションを活かせると思うし、実際そうしなければいけない。だがすべてにおいて、我々の未来のプランにフィットする必要がある」

 フィンク監督はさらなる補強については具体的には語らず。移籍市場での活動は天皇杯の制覇、AFCチャンピオンズリーグの出場権を得られるかにもよるかもしれない。

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