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「自分でも意外に…」東福岡から新加入の鹿島MF荒木遼太郎が千金決勝弾

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前半38分、MF荒木遼太郎が左足で先制点を決める

[2.1 ADASTRIAいばらきサッカーフェスティバル2020 水戸0-1鹿島 Ksスタ]

 期待のルーキーがいきなり魅せた。東福岡高から鹿島アントラーズに入団したMF荒木遼太郎がチーム唯一の得点となる決勝点。4-4-2の右サイドハーフで先発すると、立ち上がりの前半4分、5分に連続シュートを放ち、同38分に先制点を叩き込んだ。

 FW白崎凌兵のスルーパスに斜めに走り込んでPA内左に抜け出し、迷わず左足を一閃。豪快にゴールネットを揺らした。スタメンは試合当日に告げられたが、「自分でも意外に緊張せず、リラックスしながらできた。そこは自信になった」。プレシーズンマッチとはいえ、Jクラブ相手の準公式戦。1月29日に18歳の誕生日を迎えたばかりのルーキーとは感じさせないプレーだった。

 試合開始早々の前半4分、DF町田浩樹のサイドチェンジを受けたDF内田篤人のスルーパスに反応し、PA内右で切り返して左足でシュート。これはDFのブロックに阻まれたが、その1分後にもMF永木亮太から縦パスを受けた荒木が内田とのワンツーでゴール前に抜け出し、シュートまで持ち込んだ。

 右サイドで縦関係を組んだ内田からは試合前に「伸び伸びやれよ」と声をかけられたという。「(内田とは)練習で何回か組んでやっていた。(内田)篤人くんが自分に合わせてくれた」と感謝する。「小さいころから鹿島の試合でも代表戦でも見ていた選手。一緒にプレーして、うれしい気持ちもあるし、すごいなと思った」と笑顔を見せた。

「試合中、守備でも攻撃でも合わないところがあって、周りの選手に迷惑をかけた。ゴールという形で一つ結果を残せて、少しは良かったかなと思う」。殊勲の決勝点も謙虚に喜んだルーキーは「Jリーグでスタメンで出るのが一番の目標。そこにどんどん絡んでいきたい」と意気込むと、「ここから練習でも厳しいレギュラー争いが始まる。勝ち残っていけるようにしたい」と誓った。

(取材・文 西山紘平)

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