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高精度の左足で2点演出…浦和DF山中「まだまだ発展途上のチーム」

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浦和レッズDF山中亮輔

[2.21 J1リーグ第1節 湘南2-3浦和 BMWス]

 高精度の左足が2ゴールを生み出した。浦和レッズDF山中亮輔は、開幕戦で自身の武器をまざまざと見せ付けた。

 試合開始早々の前半7分に先制される難しい展開となったが、同39分に山中の左足が得点を演出する。自陣左サイドでボールを受けると、相手最終ライン裏に抜け出そうとするMF汰木康也を見逃さず。正確なボールを汰木の前に落とすと、駆け上がった汰木のグラウンダーのクロスの流れからFW興梠慎三の同点ゴールが生まれた。

「湘南の圧力がすごくあった。でも、背後のスペースが空いていると分かっていたので、康也の抜け出しを含めて良いボールを出せたと思う」

 さらに前半42分だった。今度は敵陣の左サイドでパスを呼び込むと、「誰がというところまでは狙っていなかった。GKとディフェンスの間に落とす感じ」という鋭いクロスをゴール前に供給。このボールにファーサイドで反応したFWレオナルドが態勢を崩しながらもヘディングでねじ込み、一時は勝ち越しとなるゴールが生まれる。「レオの嗅覚だったり、ストライカーとしての素晴らしさが出たゴール」と難しい態勢からゴールへとつなげた仲間を称賛した。

 今季から4-4-2を採用するチームは、開幕戦で3-2の勝利を収めた。「まだまだ発展途上のチームなので、勝って勉強できること、勝つことで成功体験を得ることが一番良い。チャレンジャーのチームだと思うので、良い意味で驚かせられるようにしたい」。1試合ごとにチームとして成長を示し、高みだけを目指していく。

(取材・文 折戸岳彦)
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