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反省するプロ2年目の18歳、鳥栖MF松岡大起「あそこを任されるからには…」

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サガン鳥栖MF松岡大起

[2.22 J1第1節 川崎F0-0鳥栖 等々力]

 まだ18歳。しかし、昨季は23試合に出場した。シーズンを通して試合に絡んだことで、サガン鳥栖MF松岡大起には新たな思いが芽生え始めている。

 4-3-3のアンカーの位置に入った松岡は、巧みにポジションを取ってボールを呼び込み、的確に散らして攻撃にリズムをもたらそうとした。だが、徐々に川崎Fに押し込まれ始めると、守備に回る時間が続く。ここで痛感したのが、ボールを奪い切る力が不足していることだった。「川崎フロンターレの中盤3選手の技術が高く、ファーストタッチで外されてしまった。一発で奪い切るとか、ハードワークしてポジションをずらしていく対処法もあったと思うけど、思い通りにやられてしまった」。

 チームとして攻撃面での見せ場は少なく、シュート数はわずか3本に抑え込まれる。体を張った粘り強い守備で得点を許さずにスコアレスドローに持ち込んだものの、「今日は持たれる時間が長かったし、自分たちのサッカーを試合を通してできなかった」と反省は尽きない。

「自分があそこを任されているからには、ボールを受けて周りを動かさないといけないと思っている。もっと正確にプレーしないといけないし、ボールを奪うところはもっと奪えるようにならないといけない」

 ユースに在籍した昨季は2種登録され、第2節で先発フル出場。コンスタントに試合に絡み、6月には高校生ながらもプロ契約を結んだ。プロとして2年目のシーズン。「1年間、多くの試合を経験させてもらったことで、このチームを勝たせたい思いが強くなった」。そう力強く語った若武者は、この試合では同じく18歳のMF本田風智が開幕スタメンデビューを飾ったこともあり、「自分たち若い選手が突き抜けていけるように頑張りたい」と意気込んだ。

(取材・文 折戸岳彦)
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