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市立船橋高の後輩が明かす、湘南DF畑大雅の高校時代と“ハンパない”一面

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湘南ベルマーレのDF畑大雅市立船橋高の“高速SB”として活躍。(写真協力=高校サッカー年鑑)

 ゲキサカではプロ入り1、2年目選手の高校時代を知る後輩たち(現役高校生プレーヤー)に対して、プロでの活躍が期待されている先輩プレーヤーの高校時代についてインタビュー。彼らのピッチ内、ピッチ外で“ハンパなかった”一面や意外な一面とは?

 今回ピックアップする選手は市立船橋高(千葉)から今年、湘南ベルマーレへ加入したDF畑大雅だ。世代最速クラスのスピードを誇るSBは、高校1年時から全国舞台を経験。1年時の冬にU-17日本代表に初選出されると、その後も対人守備の強さや攻撃参加を武器に世代別日本代表定着を果たし、昨年はU-17ワールドカップにも出場した。3年時はチームの選手権千葉県予選突破にも貢献。全国大会では初戦で敗れたものの、大会優秀選手に選出されている。

 湘南のニュースター候補、畑の高校時代について、選手権全国大会で市立船橋の左SBを務めたレフティー・木内拓海(3年)とプレミアリーグでともにプレーしている後輩GK細江彦太(3年)が教えてくれた。

(※市立船橋高の協力により、アンケート形式で取材をさせて頂いています)

―畑大雅先輩の“ハンパない”と感じたところを教えて下さい。
細江「とにかくスピードの速さです。『いや、さすがに無理だろ』と思うようなボールにも余裕で間に合ったり、そこから上げてくるクロスも凄かったです」
木内「練習からマッチアップをしてより分かるスピードと突破力、守備の対人、自主練に取り組む姿勢です」

―彼を見て驚いた試合があれば教えて下さい。
木内「いくつもあるので、今回は特に印象のある試合を挙げます。第98回全国高校サッカー選手権大会の日章学園戦です。あの舞台で、物怖じせずに積極的な突破からチャンスを何度も作り、自分のプレーを簡単に、そして当たり前のようにやっていて、凄すぎて『これがプロレベルなんだ』と、物凄く痛感しました」
細江「練習での紅白戦で、相手チームに畑さんがいて、縦突破してクロスは良く見ると思うんですけど、カットインして左足でファーにシュートを決められました。『縦も、中も持っているのか』と驚きました」

―ピッチ外の彼は?
細江「凄く優しかったです。サッカーのことでもそれ以外でも何でも話せましたし、話していて楽しかったです」
木内「後輩に優しく接してくれる気さくな人です」

―彼が隠れて努力している姿を知っていれば教えてください。
木内「練習がきつい日で周りの選手はストレッチや話をしている時に、大雅さんは一人で黙々とクロスの練習をしたり、グラウンドから上がってすぐに筋トレルームに行って筋トレをしたりしていました」
細江「朝早く練習に来て、1人で筋トレ、体幹を毎日してました。凄い体をしていました」

―畑先輩へのエールを。
木内「J1の舞台は厳しい戦いが多いと思います。市船での経験を生かして、湘南ベルマーレでも“存在が戦術”になれるように頑張って下さい。応援しています」
細江「畑さんのことをテレビで見るのを楽しみにしています。これからも応援しているので頑張ってください」

―畑先輩へ向けて、自分たちの今年の意気込みをお願いします。
木内「今年は大雅さん達が成し遂げられなかった選手権で全国優勝します。自分も、少しでも大雅さんに近づけるように頑張ります」
細江「畑さんのチームを引っ張っていく姿、本当に格好良かったです。自分もそんな存在になって、今年は選手権で全国出場、全国制覇目指して頑張ります」

(取材・文 吉田太郎)

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