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“日常”とは異なるリモートマッチ、尹監督「練習試合のよう」GK新井「やりにくかったのは…」

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J2リーグ再開初戦はリモートマッチで開催された

[6.27 J2リーグ第2節 千葉0-1大宮 フクアリ]

 ホームスタジアムで再開初戦を迎えたジェフユナイテッド千葉。しかし、いつも背中を押し続けてくれるファン・サポーターはスタジアムにはいない。チームを率いる尹晶煥監督は「練習試合のようだった」と、その雰囲気を表現した。

 開幕戦で1-0の完封勝利を収めて白星スタートを切った。しかし、新型コロナウイルスの影響を受けてリーグ戦は中断し、チームは活動休止する時期もあった。そして、約4か月の中断期間を経て、リーグ戦は再開を迎えた。

「難しい試合になると思っていた」(尹監督)。序盤こそボールを保持したものの、大宮守備を崩し切るには至らず。徐々に大宮にゴールを脅かされる場面を創出されると、前半アディショナルタイムにはMF小野雅史に直接FKを叩き込まれて先制を許してしまう。1点のビハインドを背負って迎えた後半も、効果的な攻撃を繰り出せずに0-1の完封負け。「一つのミスで失点したが、それがサッカー。後半は得点を取るために攻撃的に出たが、相手のディフェンスが良かった」と振り返った。

「色々なチームにとって最初の経験」というリモートマッチ(無観客試合)は、「正直、練習試合のような雰囲気」だった。ビハインドを背負った試合に「我々の選手たちはうまく乗り越えないといけなかった」が、同点には追い付けず。「サポーターがいるのと、いないのとでは大きな差がある」と改めてファン・サポーターの力を感じたようだ。

 1失点を喫しながらも、好セーブを披露していたGK新井章太は、選手らしい視点で“日常”との違いを語る。これまでは両チームの選手がスタンドの中央部分からそろって入場し、整列をして試合に臨んでいた。だが、両チームの選手が、スタンドの左右からそれぞれ入場して、整列もなくキックオフを迎える。

「やりにくかったのは入りの部分。入場も整列もないので、試合の入りが難しい雰囲気で始まった」。また、リモートマッチに関して、良かった部分は「声が通るので、コミュニケーションを取りながら試合をこなせる」部分を挙げている。

(取材・文 折戸岳彦)
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