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札幌FW鈴木が2発! “武蔵”つながり二刀流パフォも「しっくりこない(苦笑)」

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北海道コンサドーレ札幌FW鈴木武蔵

[7.4 J1第2節 横浜FC1-2札幌 ニッパツ]

 日本代表FW鈴木武蔵の2ゴールが北海道コンサドーレ札幌の今季初白星を導いた。リーグ戦2試合3得点で得点ランキングでもリーグトップタイに浮上。試合後、主将のMF宮澤裕樹は報道陣から勝因を問われ、「エースがしっかりゴールを決めたこと」と背番号9への感謝を語った。

 鈴木は今季、2月16日のルヴァン杯鳥栖戦(○3-0)、同22日のJ1開幕節柏戦(●2-4)でも1ゴールずつを挙げ、開幕から好スタートを切っていた。その後、新型コロナウイルスの影響で4か月間にわたって公式戦が中断を。ところがさらにパワーアップした姿で復帰し、公式戦3試合連続ゴールを達成した。

 まずは前半3分、左サイドを突破したMFチャナティップのクロスに反応し、相手DFに阻まれながらも左足でネットを揺らした。試合前には「すごい久しぶりに足がすくむほど緊張した」という鈴木だったが、開始早々の先制点で栄えある「J1再開第1号」に輝いた。

 さらに1-1の後半8分、またもチャナティップからのパスに反応すると、自慢のスピードを活かした突破から右足を振り抜いた。ゴールが決まった直後、鈴木は耳に手を当てるポーズを見せ、リモート観戦のサポーターに熱いアピール。さらに宮本武蔵にインスピレーションを得たという両手で斬りつけるアクションの二刀流パフォーマンスでド派手にゴールを誇った。

 試合後、リモート取材で“耳当て”の背景を問われた鈴木は「リモートマッチでもゴールしたら絶対に声が出ると思うし、僕も試合を見ていてゴールが決まったら声を出すタイプ。聞いてるよ、みんなとつながってるよという意思表示」と説明。一方、二刀流パフォーマンスについては「いまいちしっくりこないので改善の余地ありかなと思っています」と照れ笑いを浮かべ、さらなるアップデートを誓っていた。

 そんな鈴木にとって、2ゴールは満足な結果ではなかったという。「2点取れたことは嬉しいけど、試合中は3点目をずっと取りたかった。1点差だと同点に追いつかれる可能性があるので、3点目を取れなかったことは残念」。だからこそ、この活躍を持続させることに意識を向けている。ここから始まるアウェー4連戦に向け、札幌のエースは「北海道で見てくれるみなさんのためにも4試合勝っていきたい」と前を見据えた。

(取材・文 竹内達也)
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