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20歳若手抜擢の松本、山本龍平がJデビュー&榎本樹もJ2で第一歩

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松本期待の若手MF山本龍平とFW榎本樹

[7.25 J2第7節 大宮1-0松本 NACK]

 松本山雅FCを率いる布啓一郎監督は連戦の中で若手選手を積極起用した。

 プロ2年目の20歳FW榎本樹がスタメンに抜擢され、J2リーグ戦デビュー。前橋育英高時代は2年時に17年の全国高校総体で大会得点王に輝き、同年度の全国高校選手権では初優勝に導く“優勝ゴール”で沸かせた186cmの大型ストライカー。19年に松本に入団したが、昨夏群馬(当時J3)にレンタル移籍し、武者修行を経て帰ってきた。

 3-4-2-1の最前線に入り、2月16日のルヴァン杯C大阪戦以来となる先発出場。前半8分には周囲との連携からパスをつないでMF高木彰人のフィニッシュを導いたが、自らシュートを打つ場面はなく、前半のみで交代。故郷・埼玉でのJ2デビューとなり、「NACKは子供の頃によく来ていた。思い出深い場所でデビューできたのは嬉しいですが、勝利に関われなかったのは残念」と語った榎本。「少ないチャンスをモノにする力が必要。少ない時間でも結果を残せる選手になっていかないといけない」と気合を入れ直した。

 同じく2000年生まれのプロ2年目、20歳MF山本龍平もルヴァン杯出場はあるが、これが待望のJデビューとなった。四日市中央工高から19年に松本に入団し、山形への移籍を経て今季復帰。「やってやろうという気持ちで入ったけど、(気持ちが)入りすぎた部分があった」。0-1で迎えた後半34分にDF田中隼磨に代わって投入されると、本職の左サイドではなく右サイドでプレー。

 後半37分にはPA右手前で獲得したFKのキッカーを務め、左足で直接ゴールを狙った。左足のキックは武器のひとつだが、枠を捉えられず。「デビューできたことは嬉しいですが、自分のプレーに納得はいっていない。苦いです」と悔しさをにじませた。それでも、貴重な第一歩を踏み出した2人に布監督は「経験したことを糧にしてほしい」と大きな期待を寄せた。

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