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開幕4戦1ゴールだった群馬が敵地で3発&初勝利! 山形は“シャドーボランチ”の新システム不発

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[7.15 J2第5節 山形2-3群馬 NDスタ]

 J2第5節が15日に行われ、22位ザスパクサツ群馬は敵地で13位タイのモンテディオ山形を3-2で下した。過去4試合でわずか1得点だった攻撃が爆発し、連敗を4で止める今季初白星。山形は開幕戦の磐田戦(●0-2)以来、4試合ぶりの黒星を喫した。

 開幕4連敗で最下位に沈んでいた昇格組の群馬。スタメンのDF渡辺広大、MF宮阪政樹、FW林陵平、ベンチスタートのDF舩津徹也、そして奥野僚右監督にとっては古巣戦だった。

 迎え撃つ山形は、開幕から4試合続けて3-4-2-1でスタートしていたが、この日は開幕前から石丸清隆監督が準備していた3-3-2-2を採用。FW大槻周平と加入後初先発のFW中村充孝が2トップを組み、その後ろのチーム内で“シャドーボランチ”と呼ばれるポジションにはMF中村駿とFW渡邊凌磨が入った。

 山形は前線4人と両ワイドを生かして攻撃のペースを握っていたが、チャンスをものにできず。先制したのはアウェーの群馬だった。前半17分、左サイドでボールを持った宮阪が遠めから右足で強烈なシュート。スリッピーなピッチでワンバウンドしたボールがGK佐藤昭大のファンブルを誘い、ゴール左に決まった。

 宮阪の加入後初得点で今季初めてリードする展開になった群馬。前半23分にはショートカウンターの流れからゴール前で波状攻撃を仕掛け、最後はこぼれ球をPA内右のMF田中稔也が右足で蹴り込む。宮阪に続き、田中も今季初得点となった。

 追いかける山形は前半35分に1点を返す。DF松本怜大のロングパスに加入後初スタメンのMF加藤大樹が走り込み、左サイド深くからクロス。PA内中央にフリーで入った中村充が右足で合わせ、山形での初ゴールを挙げた。

 群馬は開幕からの4試合で複数得点がなかったが、前半41分には早くも3点目が生まれる。右サイドからDF岩上祐三がクロスを送り、ニアのMF進昂平がヘディングシュート。ゴール左に決まり、3試合ぶりとなる今季2点目をマークした。

 2点のビハインドで折り返した山形はハーフタイム明けから動く。主力のDF山田拓巳とMF本田拓也、大卒ルーキーでJリーグ初出場となるFW高橋潤哉の計3選手を一気に投入。後半18分には今季初めてベンチスタートとなった元群馬FW山岸祐也を送り込んだ。

 山形は途中出場の山岸が低い位置まで降りてビルドアップに参加するが、ゴールを奪えない時間が続く。すると後半32分、3バックの一角を務めていたDF熊本雄太を下げ、MF南秀仁をピッチへ。中盤がダイヤモンドの4-4-2に変更した。

 そして後半アディショナルタイム3分、混戦からPA内左の南が折り返し、高橋が右足で押し込む。高橋のJリーグ初ゴールで1点差に迫ったが、あと一歩及ばずに試合終了。最後までリードを守り切った群馬が3-2でJ2復帰後初勝利を飾った。

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