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今季J1で初のハットトリック完成!!7戦8発、オルンガが止まらない

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90分間「相手のDFにとって脅威に」なり続けたFWオルンガ

[7.26 J1第7節 柏5-1仙台 三協F柏]

 2020シーズンのJ1ハットトリック第一号を達成したのは、柏レイソルのエースストライカーだった。

 まずは1点リードの38分、FW瀬川祐輔が右サイドのタッチライン際で上げたクロスを高い打点のヘディングで叩き込んだ。2点目は1点差に詰め寄られた後半13分、MF江坂任のスルーパスに抜け出ると、追走する仙台DFを切り返しでかわして右足で決める。

 追加点から3分後には自ら獲得したPKのキッカーを務めることに。ハットトリックの期待が高まる中、GK小畑裕馬にドンピシャで止められると直後にペナルティスポットで腰を下ろすシーンも見られたが、28分には歓喜の瞬間が訪れる。瀬川、MF仲間隼斗、MF三原雅俊とつなぎパスワークで仙台を翻弄すると、三原の縦パスを軽快にトラップしてそのままゴールに流し込んだ。

 J1では通算236回目、昨シーズンの最終節で神戸のMFルーカス・ポドルスキが達成して以来のハットトリックとなった。FWオルンガはJ2を舞台にした昨シーズン、1試合8得点を含めた2度のハットトリックを記録しているが、J1では初めて。柏にとっては2016シーズンのFWディエゴ・オリヴェイラ(現FC東京)以来4年ぶりのことだ。

 リーグ再開後3連敗となった第4節・川崎F(●1-3)戦、オルンガはシュートゼロで前半のうちに交代となったが、翌湘南戦(○3-2)ではボールのおさまりもよくなるなどプレーの質が向上、開幕節以来のゴールを挙げる活躍を見せた。その後調子を上げ、今節を終えて7試合で8ゴール。オルンガが得点した4試合は全勝と、確実に勝ち点3をチームにもたらしている。

「徐々に調子を上げながら、またハットトリックをとりたいと思います」とゴール量産を誓うリーグ最注目のケニア代表ストライカーは、「もっとサポーターのみなさんに喜んでもらえるようにがんばっていきたい」とさらなる高みを目指す。

(取材・文 奥山典幸)
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